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2013/10/17

◆日経平均株価は前日比119円高の1万4586円と7連騰し9月27日以来12日ぶりに1万4500円台を回復した。米国では17日の期限切れ直前、16日にデフォルトを回避、来年1月15日までの暫定予算案を組むことが可能となった。そして、当面の雲は退いたと米国株は大幅反発。そして、為替市場で円売りドル買いが進んだことも重なり、東京市場もまた朝方から買いが先行した。ただ、「好材料はうわさで買って事実で売り、悪材料はうわさで売って事実で買う」との格言の前段に沿ったか動きとなった?引けにかけ上値は重くなっていったが、さて、明日は?■では、来年1月15日の暫定予算安終了日までのほぼ3カ月間で、新予算案が成立するのか?共和党トップはどう巻き返すのか、その作戦は?またもや、マーケットをいらいらさせる戦術戦略を引っ張り出し、今秋の敗戦から立ち直るべく、動き始めるのか?海外投資家の2013年日本株売買シェアは10月1週までで58.0%であり、約6割を占める。米国経済動向と海外投資家の姿勢に敏感にならざるを得ない。

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◆日経平均をテクニカル面でみると中勢上昇基調にある。5月には大きな雪崩れがあったが、下値は6月13日、8月28日、10月8日と切り上がっており、その下(1万3100円台)には長期相場を示唆する52週移動平均線が控えている。好材料出付くし感から下げに転じた時のサポートラインとなる。このラインが突破されて、さらに下値を見にいく時は、世界株式マーケットの需給バランスが悪化した時か、世界経済に再び暗雲が垂れ込めた時であろう。そして、日本株に対する決定権を持っているのは、引き続き、海外勢であろう。■当欄は、個別企業の展開力・利益成長力にテクニカル面を加味しての銘柄ピックアップを引き続きしていくのだが、全般相場が強ければ、個別銘柄の株価ジャンプ度は一段と高まることから、全般相場の中勢上昇基調が願わしい。●東芝プラ(1983)も当欄主力銘柄のひとつ。この日、続騰し7月の年初来高値を更新し、1990年11月以来23年ぶり高値となった。何度も記してきたように、同社は期初の業績予想は臆病な数字を出すことで定評がある。が、結果は「増益で着地」だ。しかし、次期予想はマイナス・・では。同社は今月31日に今上期連結決算を発表する予定だ。きょうは、増額修正を催促した買いが入った?もっとも、中間決算発表時に増額修正すれば一段上の相場が期待できようが、そうはならないのが、また、腹立たしい同社の決算発表への姿勢。あとは、同社が発表した決算書を見て自分で解釈するしかない。ちなみに、今期経常利益は3期連続の最高更新が期待される!●また、プリマハム(2281)はジックリ型、●ショーボンド(1414)は突っ込み場面で拾い、●セブン&アイHD(3382)は三角保ち合い上放れから付いていきたい・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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