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2014/01/09

◆日経平均は前日比241円12銭(1.50%)安の1万5880円と大幅反落に転じ、再び1万6000円台を割り込み前日の上げ幅の4分の3超を失った。8日の米国市場では、12月民間雇用者数が2012年11月以来でもっとも高いものとなったが、NYダウは翌日の12月雇用統計発表を控え反落したが、ナスダック指数は続伸とまちまち動きとなった。しかし、東京外為市場で円が反発に転じたことから、東京市場での売買シェアが6割に迫る海外投資家による裁定解消売りが、ダウ寄与率の高いファストリ(9983)やファナック(6954)、KDDI(9433)を筆頭に広がっていった。加えて、前日大発会が大幅高で発進したこともあって全般利益確定売りが優勢となった。もっとも、出来高減も30億台と高水準であり、売買代金は活況相場を示唆する2兆円台を12月18日から連続で維持している。

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◆前日の市場の華、セブン&アイ(3382)も反落した。といっても、40円安であり、クリスマス・イブの4000円割れ水準から、前日の4500円目前まで見て、4440円引けは、もう少し、軟調展開が数日あっても不思議ないものの、「なお、しっかり」のイメージといえる。セブン・イレブン店舗向け惣菜を手掛けるわらべ日洋(2918)は2日連続で昨年来高値を更新した。

◆当欄期待の銘柄では、MUTOH(7999)が米3Dシステムズ株の続急伸に後押しされ昨年来高値を更新。2007年11月以来の水準に上げてきた!●また、12月24日付けで紹介した「買産権」を持つ居酒屋チェーン「八吉」などを展開する一六堂(3366)はその後続伸中、ボチボチながら10日連続高し485円まで上げてきた。中期相場を示唆する26週線を一時上回り、10月31日以来の高値を付けてきた。11月20日の12年10月以来の安値から出発した新たな相場に期待して良いのではなかろうか。ぜひ、当欄の先月24日付け記事を参照していただきたい。●当欄紹介の小型株フォトクリエイト(6075)がようやく鍋底型チャートから浮上してきた。東京マラソン、学校の運動会などスポーツイベントでプロのカメラマンが撮った写真をネット販売するという、少々突飛な発想に戸惑うが、昨年7月上場後は一本調子で、4260円から1735円まで下げてきただけに、先行き相場が期待できそうだ!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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