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2013/07/23

◆選挙という政治イベントが政府・与党にチャンスをもたらし、民主党は「死に体」となり1強多弱の時代を迎えた。あとは国民から託された「信」に対し、どう答えるかがこれからの安倍政権の仕事となる。小泉政権時代から一方に「信」が傾くものの、その反動が「不信」を呼び、逆に振れるパターンが繰り返されてきた。政治の世界もまた「1寸先は闇」。ここまでの状況から、一度、旗を取り下げられた経験のある安倍首相は「信」を託されている時間がそんなに長くないことは肝に銘じている筈。昨秋の首相就任後の成長戦略「アベノミクス」に対する評価は目下、上々。ただ、政策説明に言葉数は多くいらずかつ明瞭であれば足りる。マーケットはないものねだりのように、次は、その次は・・と求めてくる。また、頑固な保守性はどう処理するのか?逆に、保守性を前面に押し出していくのか?さて・・。

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◆この日、アジア株がそろって急伸した。東京市場が休みだった15日以来のことだ。きっかけはアジアで最強を目指す?中国。「中国政府は景気低迷に対し、7%を上回る経済成長率を維持するべく鉄道や環境関連業界を支援する」との期待感が高まったという。そして、アジア株がそろって急上昇し、日本株も後押しされた。いずれにしても、アジア株式市場間のトップ争いは始まったばかり。アメリカを向いたままの我々に対し、中国が巨大な成長戦略をうって出るか?アジアの盟主を巡る争いはなお続きそうだ。■さて、当欄一方の主戦・ショーボンドHD(1414)やNIPPO(1818)など国土強靭化計画関連株はゆっくりだが着実に下値サポートライン上に上昇基調を描いている。なお、下値サポートラインでの「買い」、ウォッチングを継続したい。清水建(1803)は高値を更新し、鹿島(1812)は年初来高値圏で次の出番を待っているチャートの格好・・。■スターバクス(2712)・JQが2日連続で上場来高値を更新した。10万円台を目指す格好だ。月次売上高好調が材料視されているもよう。夏のボーナス支給と例年よりも早い梅雨明け・猛暑で消費が刺激された?「コンビニなど中食との競争が激化する外食産業にも回復の兆しが現れた」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)とのリポートなど消費関連情報が目立ち始めたなか、スタバの今13年度入り後の既存店売上高は、4月度が前年同月比11.1%増、5月度6.0%増、6月度(5月27日−6月30日)11.7%増と前年度には見られなかった2ケタ伸張と伸び率が一段と高まってきた。株価は、今年3月に11年4ヵ月ぶりに上場来高値を更新した後も、ほぼ13週線沿いの上昇基調を刻んでいることもテクニカル面からの買いを誘う・・。内需・消費関連にはなお面白くなりそうな銘柄が多くある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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