2013/08/14
◆朝、というよりも昼前の最寄り駅まで続く桜並木通りでは、「ジー」っと鳴き続けるアブラゼミ一色の状態が続いてきた。が、今週に入りようやくミンミンゼミの鳴き声が混じり始めた。数は圧倒的にアブラゼミだが、鳴き声のかしましさでは一匹のミンミンゼミが張り合う格好で釣り合いが取れている。近くの等々力渓谷もセミの鳴き声はかしましい。が、朝、駅に行く途中、真夜中過ぎに帰宅する途中、鳴き続けるセミは、四国の山村生活時代、「桜三里」と呼ばれる桜並木が続く国道１１号線を歩いて学校を行き帰りするなか、聞いたセミの鳴き声は、ニイニイゼミに始まり、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、「セミの王様」クマゼミにあこがれ、谷底から聞こえてくるヒグラシに夕暮れをイメージしながら、セミのトンネルを歩き、高校生になってからは自転車で学校に行き来していた。■世田谷では真夜中でも明かりの点いた家は多く、桜並木のアブラゼミは何時までも鳴き交わしている。そんな夏、桜並木を走りながら、いつも口から出てくる唄はタクロー「夏休み」。「ひまわり、ゆうだち、なつやすみ！・・」だ。そして、「姉さん先生もういない・・」のフレーズで、いつも頭に浮かぶのは中学時代に大卒新任で音楽を担当、皆んながあこがれた先生の顔だ。今でも、写真のなかの先生は、当時のまま・・。
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◆さて、日経平均株価は前日比１８３円高の１万４０５０円と続伸した。前日の「安倍首相、法人税実効税率引き下げ検討」報道に加え、米７月小売売上高好調を背景に、続伸スタートした。その後、１３時過ぎまで利益確定売りに押され１２０円強の下落場面まであった。しかし、その後、２２億台にとどまる薄商いのなか、円続落を追い風にきょうも「先物主導」で引けにかけ上昇ピッチを加速、連日の高値引けとなった。もちろん、ファストリ（９９８３）、ファナック（６９５４）、ソフトバンク（９８８４）など日経平均への寄与率の高い銘柄が日経平均を押し上げたのだが・・。業種別株価指数では前日に続き全３３業種がそろって上昇した。前日は中位から下位にとどまった金融・不動産セクターの一角が値上がり上位となり、輸出関連も連日の円安推移に後押しされ前日よりも上・中位水準に多く並び、内需関連は中位から下位に続き、資源・エネルギー関連は分散した。■「閑散に売り無し」との兜町ことわざがあったが、先物相場に牛耳られる格好の直近相場では、新たな、材料らしきものが無いなかも、きょうのように、１３時過ぎのマイナス圏から１８０円強高引けと一気高による連日の後半高相場。だが、明日のことはまた、明日考えるという相場には馴染めない。が、日経平均は中期相場を示唆する２６週移動平均線で、６月安値時に続き、前・今週と下げ止まっている。引き続き、２６週線が下支えするならば、個別銘柄でも光を浴びる銘柄が生まれてくるはずだ。それが何か？は今は分からない。が、テクニカル面からは、中・長期線沿いの上昇基調につくのが基本。見えてくるまで、慌てることなく調べつつ、待てばよい。
◆ダイキン工（６３６７）も２６週線を下支えに１３週線沿いの上昇基調を描いている。今１４年３月期第１四半期連結営業利益は前年同期比８１％増の好決算。円安メリットに米社買収効果、主力の空調事業収益性の大幅好転が後押し。何よりも、四国・四万十地域の猛暑は今夏日本最高の摂氏４１度台をつける猛暑となったことも、気分的には良い感じ！●セブン＆アイＨＤ（３３８２）も６月に続き、今週初めにも２６週線に接近する場面があった。が、今週は５週間ぶりに２６週線をプラスかい離してきた。引き続き、５２週線を下値サポートラインとするかどうかをウォッチングしていこう。