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2015/11/19

◆日経平均株価は前日比210円63銭(1.07%)高の1万9859円81銭と3日続伸した。NYダウが250ドル近い米国株の3日続伸や円の続落始動を受け、朝方から買いが先行した。8月21日以来ほぼ3ヵ月ぶりに1万9900円台に乗せ、2万円台回復にあと41円と迫る場面もあった。ただ、日銀は18日から開いていた金融政策決定会合で政策の現状維持を決定、追加緩和見送りは予想の線だったが、後場には円高に転じる場面もあり、利益確定売りに上げ幅を縮小する格好となった。なお、TOPIXは1600.38と3日続伸し8月20日以来3ヵ月ぶりに1600ポイント台を回復している。

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◆日郵政(6178)は21円安の1876円と続落した。17日取引終了後のMSCI組み入れにからみ株価は底堅く推移していたこともあり高値圏でもあり利益確定売りに寄付きから間もなく下げに転じる一服推移となった。●かんぽ生命(7181)はMSCIに不採用となり、ここ軟調に推移していたが、この日は7日ぶりに小反発した。一方、●郵貯銀行(7182)は小幅続落となった・・。郵政3社は13日に上期決算を発表しており、明日に決算説明会が開催されるようで、説明会の内容に注目したい。

◆サイバーエージェント(4751)が4895円と3日続伸。昨年11月以来の水準まで回復し、5000円台回復も見えてきた。主力のネット広告事業がスマートフォン向け広告が伸びており、ゲーム課金収入も好調で大幅増収基調にある。ただ、動画配信サイトやテレビ事業など新事業への投資負担が重い。前月発表の15年9月期連結経常利益は前の期比45.6%増の323億円に拡大。しかし、今16年9月期は前期比15.2%減の274億円予想だ。売上高は17.9%増の3000億円。一つの成功の余韻に浸っている間もなく、新たに次のビジネスに投資を行う、そのラセン状の上昇志向の企業と心得て、先行投資期のマイナスこそ、同社の底力であり、事業拡大の背景といえよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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