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2016/01/26

◆日経平均株価は前日比402円01銭安の1万6708円90銭と3日ぶりに大幅反落した。25日のNY原油市況の3日ぶり大幅反落(1.85ドル安の30.34ドル)、LME非鉄金属続落と資源安が続き欧米株は反落。東京市場でも、円の対ドル3日ぶり反発推移を受け、直近連騰の反動もあり、朝方から売りが先行し後場一段安の展開となった。

 業種別株価指数は、20日から2日連続33業種下落、その後2日連続で33業種上昇となり、この日再び、全業種の下落と資源・商品市況安に同調する格好で株式市場も厳しい下落・・と、ロデオ型相場が止まない。

 日米で今週後半に予定されている金融政策決定会合、日本は28、29日に日銀金融政策決定会合を、米国はFRBが26、27日に連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることも投資家の動きを鈍らせ、様子見気分を誘っている。

 市場下懸念するNY原油先物安については、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが同日、エネルギープロジェクトへの投資継続を表明したうえ、中国からディーゼル油需要が4ヵ月連続減少したと伝わったことも売り材料視されたという。

 筆者トップ30銘柄の内で上げたのは星野Rリート(3287)とゆうちょ銀(7182)の2銘柄のみ・・。●子会社の米スプリントが全従業員数の約7%に相当する2500人の削減が判明したソフトバンクグループ(9984)は170円安の4849円、●トヨタ(7203)は195円安の6629円、●東急(9005)は15円安の866円とそろって3日ぶりに反落した。

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◆ゆうちょ銀は8円高の1500円と、21日の最安値1405円から3日連続の上昇。もっとも、26日付日本経済新聞朝刊が、「ゆうちょ銀で運用部門を統括する佐護勝紀副社長が、投資ファンドや株価指数先物、オプションなどの投資を解禁するよう金融庁など関係当局に求める方針を明らかにした」と報じたことから短期資金などが向かった格好だ。

 「16年3月期の業績には上振れ余地もあり、割安感も出て見直し買いが入りやすい。分散投資による収益向上に期待する買いが入った」との見方もあった。引き続き、全般相場に左右される展開が続きそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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