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2006/11/16

◆日経平均が52週移動平均線に接近している。といっても、現在は、日経平均が下値を支えている52週線に向かってずり落ちているといった風なのだが。

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◆テクニカル指標のひとつに<この株は上がり始めなのか、下がり始めなのかを捉えるRCI(順位相関指数)>がある。数値算出法はわからなくてもよい、PHSの「ストックボード」のチャートページ右上にある「トレンド」という文字をクリックし、その上の欄、銘柄などのコード番号を入力する欄の並びにある1番から10番までの窓のうちの「1」番をクリックすれば、上段にローソク足と移動平均線がグラフとなって表示され、下欄には日付と終値、移動平均値とともに右の方に「RCI25」とか「RCI30(日足表示の場合)」という文字が並んでいる。そこに表示されている数字がそうだ。いちいち自分で計算する手間が省け、すぐに利用できるため慣れれば重宝。■推量法は?「一般的には−80%前後から上がり始めたところ」、「(上昇途中の押し目の場合は)−50%前後から上がり始めたところ」が<<買いのタイミング>>。一方、<<売りのタイミング>>は、「+80を超えると売り注意。そのまま+100%に向かい上昇もしくは+80%以上で持続中は株価は上昇中。その後、下に転じたら売り」となる。■また、短期線と長期線の交差(日足だと短期線の25日線が長期線の30日線を上抜いた場合は買い、逆は売り)も注目ポイント。中途半端な水準ではなく、「マイナス70〜80%水準から上げに転じた場面で短期線が長期線を上抜いたときは買い。逆に、プラス70〜80%水準から下げに転じた場面で長期線が短期線を下回った時は売りのタイミングを示唆している」。これは、パターンにはめ込むのではなく、実践もしくはチャートとRCI指数を見比べ続けることで、正確なタイミング取りに近づくしかない。移動平均線などと組み合わせるなど工夫をして、タイミングを正確に捉えることができるように訓練するしかない。

◆きょうの日経平均RCIは、「日足」で、25日線が−73.7%、30日線は−49.8。10月30日にはともに+80%台で25日線が30日線を下回るデッドクロスを示現し「売り」を示唆している。また、「週足」でも、きょうは9週線が+15.0%、13週線が+55.0%、26週線が+78.6%となっており、先週末には、9月に+81.3%まであった13週線が、26週線を下回るデッドクロスを示現しており、「売り」を示唆している。■そして、これまで強力な下値支持線だった52週線が130円下に迫っている。来週の75線・200日線もしくは52週線、さらには12カ月線のいずれも下値サポートラインとの攻防戦の結果が当面の日本株のポイントとなる。

◆本欄注目株の三菱鉛筆(7976)は3日連続で年初来高値を更新した後、安値引けした。同社は先に06年12月連結業績予想の2度目の増額修正を発表した。連結予想1株利益は期初の73.2円がまず82.0円に増額され、今回90.1円に修正された。特別利益はない。ボールペンと鉛筆、色鉛筆などで稼ぎ出したもの。「調整はあっても上昇基調不変」と見ているが、二番底を打って出直ってきたダイキン(6367)とともにRCIで判断して欲しい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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