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2013/03/14

◆4日付けで当欄本格デビューした片倉(3001)が7連騰で、12日に付けたリーマン・ショック時の08年10月以来の高値1240円を更新した。「含み株買いなら、筆者の場合は片倉に限る。まず、100株打診買いをして、ウォッチングして見るか!?10月から始まった金融緩和による安倍のミクス相場、簡単に終りそうにないと見れば、市場はさらに勢い付くが・・」と記したが、3日ほど4ケタ固めの時間をとって一気に上値追いとなった?きょうも業種別値上がり率では1位不動産、2位倉庫・運輸、3位の『証券・商品先物を挟みその他金融、建設などがトップ10入りした。「過去30年で3回目の含み資産株相場へ」とは三菱UFJMM証券の藤戸氏11日号リポートのタイトルだが、来週後半にも発表される?公示地価を重大関心で待とう。とっくに、先取り相場はスタートしてしまったようだが・・。■米国発の金融緩和は、金融緩和、規制緩和、政策転換を図ろうとしている「安倍のミクス」を後押しし、また、世界のマネーの流れを豊かなまま保っている。米財政懸念が強いなかも、NYダウは連日で最高値を更新。南欧の債務懸念は根強いが、ドイツ・DAX指数は頑強で、09年3月のリーマン後安値3666ポイントからの中勢上昇基調が続く。11年9月には終値5000割れを回避し今・明日にも8000台乗せかといった風で、欧州市場のリード役を果たす。

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◆また、国内では、安倍政権がいよいよ政策実行に向け踏み出しはじめた。内外投資家の株式市場流入が一段と急となりつつある・・?政策プラス金融緩和で、土地・含み資産関連株人気が何波にもわたって押し寄せており、この日は農業関連株も急人気となった。「農産品の関税撤廃の例外になる」との期待が高まったもの。先の産業競争力会議で政府は農業を成長産業と位置付ける協調したことを引っ張り出したもの。我が郷里松山が本社の井関農(6310)は4億株超の大商いで2月中旬の第1波の高値を更新し、新たな水準を図る動きにはいった。クボタ(6326)は1280円と急反発し2日ぶりに昨年来高値を更新、07年2月以来ほぼ6年ぶり高値を付けた。昨年6月以降は6、13週線に下支えされた急ピッチの上げが続いている。まあ、土地持ち・含み資産関連株同様に、焦って、農業関連株相場の奔流のなかに飛び込む手はないだろう。が、値動きの軽さから日農薬(4997)のウォッチングは続けたい。土地持ち関連で片倉に注目するように。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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