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2004/12/17

◆16日、米市場ではNYダウ工業30種平均が2月11日に付けた1万737ドルの年初来高値にあと32ドルと迫った。既に3年ぶり高値圏にあるナスダック総合指数やS&P500種指数が余裕裏に一息つくなか出遅れ感のあるNYダウは懸命に遅れを取り戻そうとしている。一方、東京市場では平均株価が、買い戻しの入った先物主導で上昇。後場は小動きで終始したが、ほぼ半月ぶりの1万1000円台での終値となった。

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◆16日に発表された米国M&A(企業の合併・買収)は計72件、590億ドルとラッシュ並み。10〜12月期(第4Q)のM&A総額は5750億ドルとなり2000年第2Q(4〜6月期)以来では最高だという。一方、日本でも99年からM&Aの増加曲線が急となっているが、今は本格的M&A時代前夜。本格的に幕が開くのは2006年以降といわれる。法制審議会が8日、日本子会社による外国企業の株式交換の認可を会社法要綱案に盛り込むなど、M&Aを導入しやすくするための制度改正は着実に進展している。日本企業には、時価総額は小さいが独自の世界レベル技術保有企業は多い。外資の攻勢は法制度の改正を横目で睨みながらということになるが、圧倒的な資金力や情報力・分析力などで攻勢をかける外資との戦いは、業界再編もまじえて華々しくかつ喧騒のなかで拡大していくことになりそうだ。06年以降が本番といっても既に、うねりは出ている。特に自動車部品関連や独自技術持ちが多い電機セクターは見ものとなろう。◎排ガス装置DPFで欧州に名が知られるイビデン(4062)はインテル向けICパッケージでも定評ある。きょうの年初来高値更新で年内2000円挑戦へ。◎浜松ホトニクス(6965)は無きに等しい光を捉える光電子増倍管で断トツ世界シェア。2000円固めから新年相場の人気化に期待。◎搬送システムのダイフク(6383)は地味な株価上昇基調が新年に花開くと見て買いを推奨。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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