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2005/01/28

◆一部ハイテク企業の決算が嫌気され、今晩の米10〜12月期GDP(国内総生産・速報値)発表や30日のイラク国民議会選挙、2月1日からの米FOMC(連邦公開市場委員会)など重要イベントを控え全般気重い展開が続いた。ただ、平均株価は引けにかけて先物主導による裁定買いが入り小幅続落にとどまった。結果、3週間ぶりに週足陽線を記録し、来週に望みをつないだ。平均株価や全般を見る市場体温計として注目のみずほFG(8411)は日興コーデとの資本・業務提携を発表したこともあり今週の高値圏で終了。期待通り4週目を陽線で飾った。通常だと来週も陽線となり、平均株価も週足陽線もしくは下ひげを付けた小さな陰線となるのだが、はたして、そうなるか注目したい。

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◆気になるのはやはり日米のハイテク株決算。従来並みの予想数字だと昨年暮れにかけての下げで織り込まれているはず。京セラ(6971)は減額修正発表で一時大きく売られ、結局3週連続陰線となったが、NEC(6701)は減額修正幅が小さくこれまでの下げで株価に織り込まれているとのアナリストの見方もあって反発に転じるなど、直近の相場水準により逆方向に動く場合があるのは悩ましい。■また、自動車関連株も利益確定売りが出やすくなっており目先注意必要だ。ただ、マツダ(7261)は出来高増で続伸。週末終値で26週線、52週線を上抜いたことで週足ベースの全移動平均線の上に立ったが、これは昨年7月最終週以来半年振りのことだ。下値鍛錬は宇品工場火災発生時に済ましている。自動車株全般と違った強い動きをする可能性大と見るがいかがか。

◆気重い1部市場から個人投資家が向かった先は指数2000ポイント台で強張っていたマザーズ市場。タカラバイオ(4974・マザ)の5日連続ストップ高で、バイオベンチャー株全般に物色人気が広がった。安値からの水準訂正が進んでいるだけに波乱含みだが、業容がまったく変わるとの期待があるそーせい(4565・マザ)に注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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