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2014/06/20

◆20日の日経平均株価は前日比11.74円安の1万5349円42銭と4日ぶりに小反落した。ただ、一時、1月24日以来ほぼ5ヵ月ぶりの1万5400円台乗せ場面もあり、週足ベースでは5月第3週末終値1万4096円から5週連続の上昇(1253円、8.9%高)となることから、引けにかけて当面の利益を確定する売りが上値を抑える格好となった。出来高は29.5億株と3日連続で大幅に増加し、SQ算出日だった3月14日以来14週間ぶりの大商い。19日の欧米主要株式市場が続伸し最高値圏となっているうえ、欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利策導入など日米欧の金融緩和政策が続くなか、円が対ドル、ユーロで反落したことや日本株式市場の帰趨を握る安倍政権の「成長戦略」の市場評価が持続していることが週明け市場への期待感につながったようだ。■FOMC明けの19日の米国市場は良好な経済指標にあと押しされて、小動きながらもNYダウは5連騰で過去最高値に後24ドルと迫り、S&P500種指数は2日連続で過去最高値を更新した。欧州主要市場も3連騰となり、ドイツDAX指数は1万ポイント台を回復、10日に付けた過去最高値に急接近した。

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◆もっとも、18日にストップ高となり売買代金が全市場でトップと誰もが驚いた?●CYBERDYNE・サイバダイン(7779)東Mは前日寄り付き直後に最高値を付けた後、下げに転じ、この日は続落となった。当欄に初めて登場したのが5月19日付け記事。そして、21日に4920円の上場来安値を付けて底打ち。ストップ高となった22日付けで再紹介した(5月19日とすべきを21日と記した誤りがあったことがたった今、判明。ごめんなさい!)。株価的には当欄は一時様子見に入るものの、同社事業の拡大を期待しつつウォッチングはなお継続・・。なお、当欄のチェックリストは好みに応じた無秩序でバラバラの状態で、テーマや業種、個別銘柄・・がポケットに入っている。手作業かつ紙とパソコン頼りの保存だから、エイヤッ!と叫んでも簡単には出てこなかった!もっとも、直近は、探索機能を頼りのやりくりとやや改善・・。

◆さて、12年末に翌年の年間注目株としたプリマ(2281)だが、当欄を読む方々が飽きるほど紹介し続けてきた。しかし、目標達成はなお数年先?となりそうだが・・。この日は250円と2日連続で年初来高値を更新した。同社毎度の「5月の意地悪(決算発表姿勢)」だが、もう多くの投資家はわかっているはず。前14年3月期決算発表時も次期業績予想に腰を折られた。が、当欄は対応の仕方を何度も紹介してきた。そして今、その線沿った格好で展開している・・。あのまま、上値を追うよりも、いったん腰を下げたことが後のいいパンチにつながっていく。ここかた、さらなる高みをうかがう相場につながると見るのは当欄の贔屓目か?そうではないだろう・・。■また、発行済み株式数742万株とすこぶる小型株のAPカンパニ(3175)は筆者が初めていった時、料理がはなはだ気に入った時からチャレンジ開始。地鶏中心の「塚田牧場」と鮮魚の「四十八(よんぱち)漁場」という居酒屋を首都圏でチェーン展開する。当欄で何度かテクニカル面を合わせて紹介してきた銘柄だ。もっとも、9日発表の5月度既存店売上高は前年同月比減少に転じたが・・。株価は3月に株式分割落ち後安値1371円を付けた後、上昇反転。きょう、2200円と年初来高値を更新した。まだ、割安感が残る水準であり、2000円処で底堅い展開が続けば「買い」としたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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