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2004/07/08

◆米国市場は下に行きたがっているようだ。ヤフーが発表した4〜6月期決算は、アナリストの予想の範囲内だった。しかし、米ヤフー株は時間外取引で下げ、24時間取引のグローベックスで米指数先物は大幅安となった。そして、きょうの東京市場は見送り気分を強めた。午後2時発表の5月機械受注が市場予想より良かったにもかかわらず、買い材料視されなかった。米企業の第2四半期決算の発表はここから本番を迎える。下値警戒感が強まったところで、有力企業の大幅増額修正発表が出て一気に市場ムードが転換しないと、米国市場はベア(弱気)相場から脱出できそうにない。

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◆平均株価はきのうに続ききょうも直近戻り幅の半値押し(1万1238円)を前にしのいだが、商いは低調だ。自国市場が不透明感を増す米国系ファンドが売りオプションを組むなかでは当然か。■本欄が市場体温計とする自動車関連株が軟調展開、きょうあす今週の高値圏で推移すればと期待の東京製鐵(5423)や合同製鐵(5410)はきょうの下げであすに託すことになる。◎自動車関連株に対しては主役のトヨタが調整期入りしたが、先に調整を終えた照明機器の小糸製作(7276)が戻り高値更新、上値をうかがう構えにあり、マツダ(7261)の下値も限定的。◎トヨタと共同開発の小型車大ヒットの予感はダイハツ(7262)。きょうは年初来高値接近後伸び悩んだが、バブル絶頂期89年以来の1000円乗せ相場が期待できそうだ。◎猛暑で清涼飲料需要急増に香料が伸長、上昇基調続く高砂香料(4914)を狙うのも一法。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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