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2011/02/03

◆オーバーチャージを指摘されるほどの食料と食材を持って、元ホテルのシェフだった妻の叔母が前日、突然、韓国から3泊4日でやってきた。昨秋の韓国行で娘家族と同居し、共働きの父母からは英語で話しかけられ、韓国語で答える2人の子供の面倒をみている姿を見た叔母さんだ。きょうは彼女の姉である妻の母親と3人で1泊2日の温泉旅行に出かけた。韓国は旧正月休みであり、子供たちを両親に預けて日本で一息つくという。今月後半には、叔母さんは便利な都心暮らしをあきらめ、娘が勤める病院に近くて、孫にふさわしい学校に通わすために、(何かと不便な)郊外に転居することもあって、気休めを兼ねての日本旅行だ。おかげで、筆者は昨夜から、おいしい料理にありつけ大満足!

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◆さて、日経平均は前日比26円安の1万431円と3日ぶりに小反落した。エジプト混迷再燃、欧州債務懸念またまた浮上とあってユーロは対ドルで下落。米国では4日の雇用統計発表を控え、2日発表の民間部門1月雇用者数は市場予想を上回って増加した。しかし、NYダウはわずかに上げがSP500種指数は3日ぶりに小反落と方向感のない動きだった。日経平均もまた前日後場からの小動きが続き、きょうは終日で41円幅のわずかな動きにとどまった。この日のアジア市場は旧正月の中国や韓国のほかインドネシアなど合わせて6カ国の株式市場が休場し動きを鈍くした。ただ、引け後に新日鉄(5401)と住金(5405)が12年10月をメドに経営統合をする検討に入ったと発表した。明日はこれを評価した動きが広がることに期待。●また、「TUTAYA」チェーンを運営するレンタルソフト大手のカルチュアC(4756)は、MB0(経営陣が参加する企業買収)を実施すると発表した。4日から総額約700億円で株式公開買い付け(TOB)を実施する。「既存事業では動画や書籍を携帯やネット配信で取得する流れに抗し得ないことから、株式を非公開化し経営の自由度を高める」という。経営統合とMBO、かつての成長時代の日本にはなかった。低成長時代の生き残り戦略だが、やはり寂しい・・。

◆マクドナルド(2702)は久々に動意。18円高の2018円引けとなった。前日の1月度既存店好調発表が背景だ。この日引け後発表の10年12月期連結決算は計画を上回った。しかし、今期予想は会社四季報予想を下回り、経常利益は前期比3.8%増の282億円だった。ただ、前期も経常利益の期初予想は前の期比4.9%増の244億円と慎重見通しだった。7月に中間決算予想の増額修正を発表。そして12月に入ってようやく通期予想の増額を発表した。昨年2月は同社決算発表の9日に日経平均がいったん底入れし4月高値に走った。しかし、同社株は2月24日まで下げた後、ようやく6月高値まで299円、17%上昇した。今年も、昨年12月高値からの調整期が続いてきたが、52週移動平均線に下支えされ上昇基調は守った。こうなれば、月足横目にもっと長いタームで見ていくべきか。何はともあれ、08年高値2170円を攻略しない限り、満開はない。●大阪チタ(5726)は週足長大陽線が立ちそうだ。持ち株は長期狙い以外は売却も。野村証券が2日付で投資判断「1」(買い)を継続し、目標株価を4940円から6010円に引き上げたことが買いを誘ったもよう。●アンリツ(6754)は業績・材料良しで、貸借倍率1倍割れはおまけ。06年以来の上値関門700円台後半突破に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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