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2007/02/23

◆東急(9005)が93年4月以来ほぼ14年ぶりに4ケタを回復した。21日に日銀が追加利上げを発表したが、次の利上げは参院選後の8月頃までなし、との見方から、不動産株や倉庫、電鉄株など含み資産関連株を買う動きが広がった。不動産株は主力が相次いで上場来高値を更新、TOPIX業種別値上がり率で、海運株に次ぐ2位となった。都心部中心に土地の手当て難しくなり、オフィスビルの賃貸料金は上昇の一途。不動産各社の08年3月期業績は一段と上に押上げられそうだ。<東急がそうなのだが、今、人気の銘柄・業種には、@ボックス相場、三角保ち合いを上抜けた、A下から52週線もしくは24カ月線が突き上げはじめ中長期チャート好転銘柄という条件を満たしたものが多い>。先に紹介の三菱倉庫(9301)、上組(9364)がそうだし、地所(8802)、東建物(8804)がそうだ。●東急は、1月下旬の700円台から一気に上昇したものだが、93年高値1040円を突破してしまえば、1800円台まで青空天井となる。●ここから狙えるのは、オフィスビル・マンション管理大手の東急コミュニティー(4711)のチャートだ。●三菱倉(9301)は1単位200万円超だが、15カ月ぶりに保ち合いを上放れた。残すバブル最盛期の89年12月高値2400円は目前だ。

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◆銀行株は一息ついたが、「今の相場はしたたか、と形容される長期上昇相場のなか」にある。前も言ったが、「欠くれば満る、満つれば欠くる」である、業績、需給、テーマ、人気そして、チャートなどをチェックしつつ、慎重かつ大胆に相場に向き合いたい。引き続き銀行株強気をぶっていきたい。三菱UFJFG(8306)が中期経営計画を見直した。09年度連結営業純益を2.5兆円(今3月期予想1.6兆円)に、純利益を1.1兆円(同8700億円)にひきあげた。

◆三菱系中堅商社の買いの流れが続いている。流れを先導するのは兼松(8020)。三菱グループ総がかりで、リストラクチャリング支援され復活してきた。明和産業(8103)、東京産業(8070)、西華産業(8061)・・など引き続き強気したい。

◆昨年1月高値の1万1380円から半値近くまで下げた後、24カ月移動平均線を下支えに底入れ反転を狙っているのは日電産(6594)。日本のM&A先駆者だ。子会社不振が響くものの08年3月期からの反転に期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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