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2005/01/31

◆ソニーから始まった国内主力エレクトロニクス企業の減額修正発表がNEC、富士通、東芝、TDK・・と広がっている。ただ、昨年中の下げで相当部分織り込み済みと見られており、悲観人気に走った場合は、逆に、来06年3月期下期からの業績回復期待を背景とした突っ込み買いの姿勢も可。米国10〜12月期GDP速報が予想を下回り売り優勢スタートとなったが、その後は先物主導の裁定買いが下支え。午後に入ると一時1万1500円に迫る場面があるなど買い気は旺盛だ。■さて決算発表後、小糸製作(7276)が96年5月以来の1000円乗せ目前となる一方、スタンレー(6923)は一事連日の大幅下げ場面があるなど明暗を分けた。ともに自動車用照明大手。違うのは主力のトヨタ向けが内外とも好調な小糸製作は4〜12月期大幅最終増益で、通期増額の余地ありと好調だったが、ホンダ向け比率が高くて自動車機器事業が計画未達で、液晶・発光ダイオードなどの電子事業も計画を下回ったスタンレーが通期業績減額修正を余儀なくされた。決算発表はやはり個別企業の事情をきちんと見極めたい。小糸製の4ケタ定着期待。

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◆バイオベンチャーのそーせい(4565・マザ)が大幅下落。先週末の4〜12月期連結経常赤字発表が原因ではない。筆者もうかつにも忘れてしまっていたが、あす2月1日から上場前の大株主の売り禁止期間が終了(ロックアップ契約期限終了)し、売却が可能となることから需給悪化を懸念した売りがどっと出たのだ。売却可能株数が全体の3割弱と多いことからしばらく上値を抑えそうだ。不明を恥じるしかない。ただ、新薬による先行きの夢の大きさは不変。■浜松ホト(6965)、島津製(7701)は強気継続。◎機械商社の山善(8051)は上値関門突破から強気で攻めたい。◎平和不(8803)のもみあい上放れに期待し◎200日線乗せ目前のYOZAN(6830・ジャス)も強気。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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