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2004/11/16

◆来年のプロ野球、なかでもパリーグはどうなるか誰も分からない。今期の6球団中嵐の外にあるのは札幌移転初年で集客に成功した日ハム・ファイターズ(2282)のみ。残り5チームは形態が変わりそうだ。浦安のロッテ・オリオンズは脱退願望病を患い、オリックス・バッファローズ(8591)は合併特別編成。新規加入の楽天イーグルス(4755・ジャス)は東北仙台にパッチワーク軍団で陣を構え、ダイエー・ホークス(8263)はソフトバンク(9984)へ球団を売却。頭が痛いのは、虚偽報告で上場廃止となる西武鉄道(9002)と親会社コクド。西武鉄道はあす整理ポストに移動し上場廃止の時を待つ。土地と高値に固定してきた株式の含み経営で勢力を拡大してきた親会社のコクドは、ダイエー並みの過剰債務を抱え自力再生は厳しく野球どころではない。西武ライオンズの帰属先の決定はこれからだ。夏場の堤義明コクド会長(当時)の「もうひとつの合併」発言は、巨人戦頼みの1リーグ制への移行と西武の今日の状況を予想した上のことだった? 堤元コクド会長が西武鉄道会長を辞す原因となったのは今春発覚の総会屋への利益供与事件。98年初め5000円超だった株価は下落一途、99年秋には1200円台まで下落。その後、2000円台を回復することなく含み経営が行き詰まった。そして、利益供与事件の引き金となる2000年秋の土地売買へと突き進んだ。これからが大変。

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◆一方、五島慶太創業の東急グループ(9005)は3代目でバブル崩壊に連座。試行錯誤の集団経営でようやく膿の大半を処理。来期以降は渋谷開発へ始動。東急不(8815)は4月高値突破から一段上の相場へ。■株集め的ジリ高の日コンク(5269)要注目!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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