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2015/02/24

◆日経平均株価は前日比136円56銭(0.74%)高の1万8603円48銭と5日続伸かつ5日連続で昨年来高値を更新した。23日の米国市場では住宅指標の悪化、24-25日のイエレンFRB議長の議会証言控え様子見気分も強く前日の過去最高値から反落(NADAQ指数は9連騰し連日で最高値更新)した。東京市場では円が反発始動となったことから利益確定売りなどが先行するなどもみ合う展開となっていた。しかし、円が伸び悩むとともに景気回復・企業業績改善期待に株価指数先物への買いが広がり上げに転じ、さらに上値を追う格好で高値引けとなった。JPX日経400は12日連騰!ただ、騰落レシオはこの日小反落も前日には140.0%と昨年12月上旬以来の高水準と過熱圏を示唆する120%を5日連続で超えた。 ■業種別株価指数は値上がり22、値下がり11と7日連続で値上がりが勝ち越しだが、その内6日は20を超え買い意欲が高かったことを示している。値上がり率1位ガラス・土石2.36%、鉄鋼1.20、通信1.16、石油・石炭1.02、5位非鉄0.92%と素材・市況関連が3業種。ただ、鉱業はNY原油先物50ドル割れの続急落が嫌気された。欧米市場比で出遅れ気味だった東京市場だが、3月期決算企業の第3四半期決算発表も一巡。3月期末を見据えた相場は始まる!?

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◆そんななか、JR東海(9022)が10日ぶりに反落。9日1万9475円終値から前日付けた権利落ち修正後最高値2万3165円まで18.9%、2175円高と大幅連騰だったことから利益確定売りが出ても当然ではある。1年前比では2.2倍化・・。この日、同社社長は12年後の27年の東洋ー名古屋間の開通を目指すリニア中央新幹線建設工事を巡り、山梨県庁を訪れ今月就任した後藤知事に建設計画への協力を要請した。リニア関連株はまだ休眠時間帯だが、●大成建(1801)は前日に昨年来高値を更新し、鹿島(1812)は前日に昨年9月高値にあと10円、JR東海依存度の高い東鉄工(1835)は1月27日に2884円を付けて昨年来高値を更新し、この日は71円高の2767円と続伸し13週線での推移・・。なお、調整色は強そうだが、引き続き、中期ウォッチング銘柄として注目していきたい。■日水(1332)が小幅ながら変わらずを挟み5日続伸。5日発表の15年4-12月期(3Q累計)経常利益は前年同期比84.5%増の207.85億円と通期計画200億円を超過達成したことを見直す動きが続いているもよう。株価は1月二番天井から利益確定売りに9日にかけ失速した後、中期相場を示唆する26週移動平均線に下支えされ上値をうかがう格好となっている。内需関連の地味系銘柄だが、139円に沈んだ12年11月安値から26週線(その下には52週が控え)沿いの上昇基調にある。今期経常利益は前期比62%増の200億円と前期の2.2倍反動大幅増加から一気に06年3月期に記録した過去最高益160億円を塗り替えることに!海外不採算事業から撤退し収益が大幅改善。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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