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2015/07/28

◆日経平均株価は前日比21円21銭(0.10%)安の2万328円89銭と小幅ながら3日続落した。前場は売り先行から2万100円を挟んでのもみ合いに終始したものの、後場は、昼時間に円が対ドル、ユーロで下げに転じたこと、朝方に下げ幅を拡大していた中国株が上昇の転じた場面もあり、日経平均は下げ幅を縮小して始動し、2万400円台を付ける場面を見た。しかし、後場後半、中国・上海総合指数が売り直されたことから、引けにかけ利益確定売りに失速、下げに転じた。日経平均株価は、4月に2万円台乗せした後、5月高値2万569円、6月24日には2万868円03銭と今年高値を付け、7月9日には一時1万9100円台を見たものの、21日には2万841円97銭と短期的な「三尊天井型」となっている。もっとも、移動平均線とのかい離度は大きくなく、天井形成から急落展開となったかつてのパターンを当てはめるほどの状況にはない。むしろ、短期波乱を交えた上昇基調入りが願わしいほどのゆったりとした高原状の尾根を走る格好といえる。引き続き、中国政府の姿勢が懸念材料となりそうだ。また、米国政治・経済の直近の動きにもフラツキ感を感じてしまうこともあり注意したいと思うのだが、これは筆者の単なる思い過ごしともいえそうで?マーク。

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◆16日付けで記した カルビー(2229)はその後4900円割れ場面を見たものの、引き続き75日移動平均線、13週線沿いの上昇基調が続いており、前日には5450円と4月年初来高値にあと250円と接近。きょうは反発して5400円引け。引き続き、じり高展開に期待。リングも高い。●この日、 日本経済新聞朝刊が、「サントリーが上場で調達した資金で昨年の米蒸留酒大手ビームの買収で膨らんだ有利子負債を圧縮し、新たな成長に向けた経営資源を確保する方針だ。早ければ2018年にも株式を上場する検討に入った」と報じた。サントリーホールディングスはこの報道について、「当社が上場について検討に入った事実はない」と発表した。筆者は子会社で先行上場したサントリBF(2587)を当欄で紹介してきており、6日直近安値4710円から前日には5370円と4月最高値5460円を意識させる場面があった。親子上場は?マークとなるが、サントリーHD上場で同社株を如何にする?に興味が高まることになる?

◆また、当欄注目の星野Rリート(3287)が28日付け日経朝刊で「都心部型ホテル事業に進出する。」と報じた。株価は小幅に3日続伸だが、9日に200日線、52週線の長期線割れをみたものの、この日は両移動平均線にプラスかい離を回復してきた。じりじりとした動きの後だけに、切り返しの動きを期待!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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