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2012/10/01

◆中国株式市場は旧盆で今週いっぱい(1〜5日)休場。韓国は旧暦8月15日にあたる「秋夕(チュソク)」が9月30日となり29日からきょう1日まで3連休。昨日、午後は、妻と二人で妻のお母さんが大好きな食べ物などを買い込んで届けた。新大久保駅周辺は相変わらず人が多かったが、「以前は、歩くのが困難なほどの人通りだったのだから、領土問題の影響で随分と人数は少なくなった」と妻はいう。夕食後、おとといから痛んでいた妻のお腹が痛みを増し盆休み気分は飛んでしまった。真夜中には我慢しきれなくなり、猛烈な風が吹きすさぶなか車で近くにある国立病院東京医療センターに駆け込む羽目に。何とか治療が一段落して家に帰ってきたのは午前3時頃。寝たのは、さらにその後1時間くらいたってからであり、朝、筆者が出かける時間も眠ったまま・・だった。

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◆さて、10月相場入りかつ12年度相場下半期始まりの日の東京株式市場で、日経平均は前週末比73円安の8796円と続落スタートとなった。世界景気への懸念を背景に前週末の欧米株はそろって反落した。米国ではシカゴ製造業PMIが節目となる50%を割り込み、3年ぶり低水準にとどまった。9月中国製造業PMIが2カ月連続で50を割り込み、この日、日銀が発表した9月「短観」では大企業製造業の業況判断指数が3期ぶりにマイナス3と悪化したことから、売りが先行。8800円台を挟みもみあう軟調展開が続いた。トヨタ(7203)がちょうど2カ月ぶりに3000円台を割り込むなど自動車、ゴム製品、ガラス土石など自動車関連業種が下げ、電気機器、その他製品、精密機器を除き輸出関連セクターは連日で売り優勢の展開となった。

◆当欄注目のWNIウェザ(4825)が大幅に3日続落した。前週末大引け後に発表した今13年5月期第1四半期(6〜8月期・1Q)連結経常利益は前年同期比24%増の6.5億円と好伸した。しかし、朝方から売りが先行、2970円を付けた後は失速。一時129円安の2871円まで下げた。前週末に決算発表を控え3055円まで反発し8月16日の上場来高値3095円に迫る場面があった反動で、好材料出尽くし感から当面の利益を確定する売りが優勢となったものであろう。しかし、同社が展開する携帯端末利用のピンポイントの天気情報は、非常時に実力を発揮する。台風シーズンもそうだ。きょうは、決算発表で材料出尽くし感が広がったようだが、これから、冬場に入り、北極海の氷などの情報を来春以降の航路情報として積み上げていく地味な時間こそ大事。調整色を強めることは中期投資の買い場探しチャンスとなる。昨年1月安値1935円、5月安値は2198円。8月からここまで3000円とび台が上値関門となったことで、当面、下値を探る動きが続く可能性が高そうだ。しばらく、下値調べをウォッチングしていこう。内需関連株は直近、輸出関連が売られる場面で人気となってきただけに、調整色を強めることは止むを得ない。●加工食品卸最大手の三菱食(7451)も2100円〜2200円台が上値ネックライン。2100円では手が出しにくいが、下値にどうぶれるか?をウォッチングしよう。本格的な買いは、まず、昨年9月戻り高値2240円を突破した後で考え始めよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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