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2014/09/22

◆9月第4週初めの東京市場で、日経平均株価 は前週末比81円32銭安の1万6239円85銭と3日ぶりに反落した。円が対ドルで4日ぶりに、対ユーロでは9日ぶりに反発に転じたことから、朝方から売りが先行、後場には150円強下げる場面があった。前週末の米国市場はアリババ株一色っだったとの報道もあったがNYダウは5連騰し3日連続の過去最高値を更新した。しかし、アリババ株の大株主であり、8月11日安値から5週間で2056円(30.7%)の急騰となり日経平均上昇に寄与してきたソフトバンク(9984)が一転6.1%の大幅反落となり指数を45円引き下げたことも響いた。前週末に日経平均の25日移動平均線とのかい離利率が4.1%と拡大していたことも利益確定売りを誘った。■業種別株価指数では、前週末に値下がりした2業種が一転、値上がり率1、2位となった。鉱業は前週末のNY金先物やLME銅など非鉄金属市況安にもかかわらず一転値上がり率1位となり、空運は、NY原油先物の4日続落が押し目買い材料視され値上がり率2位となった。

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◆個別では、●セコム(9735)が12年3ヵ月ぶりの高値となり、●スペース(9622)は8年8ヵ月ぶりに1200円台を回復。●テックファム(3625)は5連騰で株式分割落ち後の高値を更新(加えて、JR系の大手警備サービス会社の●CSP(9740)も年初来高値を更新)・・といわゆるカジノ関連株の一角で高値更新があった。■そんななか、カジノ関連の当欄主戦銘柄と期待する●コナミ(9766)はわずかながら反落。8月直近高値から200円強の下落と調整色が強い展開となっている。既に、200日線、52週線割れと長期線割れと苦しい格好となっており、2236円の24ヵ月線が最後のサポートライン!?9月29日に召集される秋の臨時国会で「統合型リゾート(IR)推進法案」(通称・カジノ法案)が成立する見通しにあるなか。同関連銘柄は、基本、「買い場探し」で臨みたい。そして、コナミについては当欄7月28日号で、「1996年からカジノ事業をスタートさせており、14年3月現在では、北米、オーストラリアをはじめ全世界で365のカジノライセンスを取得。カジノ機器及びカジノ・マネジメント・システムの開発・製造販売・サービスを展開、カジノ産業のさらなる発展に寄与することを目的にネバダ大学ラスベガス校と産学連携も行なっており、15年夏にはラスベガスでカジノ事業・第2工場が完成する予定」と記した。引き続きウォッチングしたい。

◆プラスチック金型やプレス金型の部品製造・販売を展開するパンチ工業(6165)が8ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。新規上場は12年12月だが、前14年3月期売上高は前の期比17.6%増の294.3億円、営業益は64.2%増の11.6億円、1株益99.63円(前の期は34.3円)、今15年3月期売上高は前期比11.5%増の328.19億円、営業益は39.4%増、1株利益115.9円予想にある。まず、ウォッチングを開始!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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