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2008/05/22

◆999号となった。999といえば、敬愛する漫画家・松本零士の代表作のひとつ"銀河鉄道999"となる。筆者の場合、アニメではなく漫画版アンドロメダ編のことだ。鉄郎はメーテルに導かれ銀河鉄道で幻想的な宇宙を旅する。が、筆者は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)も跋扈(ばっこ)する株式市場をたださまよい続けているだけか?

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◆NY原油価格の最高更新が続いている。洞爺湖サミットは、環境サミットとして一段と重要視されるが、どこまで実効性が上がるかは不透明。その前後に行われる各種会議がより注目される。■トヨタは松下と組みハイブリット車など環境対応車に搭載する電池を大幅増産するという話が伝わっている。現在のプリウスはニッケル水素電池であるが、同型電池工場を新設するとともに次世代型のリチウムイオン電池工場も新設するというもの。■19日号で紹介した新神戸電機(6934)などリチウムイオン電池関連株はすでに人気化している。新神戸電機は「押し目待ちに、押し目なし」ということになりそうだ。日立(6501)はGM向けリチウムイオン電池車向け電池100万台分を受注済みであり、開発にリチウムイオン電池を手がける新神戸電機は当然加わっている。同社株は、好業績が後押しし、4月23日の決算発表を受け、翌24日のストップ高に始まり、5月22日には2000年7月以来となる高値水準777円まで一本調子の上げとなっている。それでもPERは13倍台にすぎない。目先相場では、2000年高値860円前後まで一気に駆け上がっていく可能性が高まっている。かつて、チタン価格上昇で大阪チタ(5726)、東邦チタ(5727)が、等方性黒鉛で東洋炭素(5310)、そして、水素吸蔵合金で中央電工(5566)が先に株価大化けしたように、素材絡み株で業績、株価はとも出世した銘柄は多い。新神戸電に期待大である。

◆富士電HD(6504)は、中小型発電では定評があるが、ここまではまるで相場の流れとは無縁、「蚊帳の外」にあった。が、22日、昨年11月1日以来の大商いを伴い急騰、上値抵抗線となってきた200日移動平均線を一気に突き抜けた。1月22日の05年2月以来の300円割れを基点とした上昇基調入りが期待される。「今09年3月期営業利益が前期比17%増の420億円と回復を見込むとしており、円高抵抗力をつけることを今期の最大の経営課題とした19日の経営方針説明会への評価が高いといわれている」という。加えて、今週、「富士通が東芝と半導体で提携」と日経紙に報じられたこともポイントとなろう。富士電は富士通をはじめとした多くの子会社、孫会社を抱えており。保有株が意味をなす時が近づいた?まずは、詮索抜きで、業績好転、チャート好転を評価し、ここから500円台回復を目指し乗ってみたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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