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2015/04/06

◆日経平均株価は前週末比37円10銭(0.19%)安の1万9397円98銭と3日ぶりに小幅反落した。3日発表の米3月雇用統計・非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回ったことから利上げ観測が後退し円が対ドルで反発、朝方から当面の利益を確定する売りを誘った。もっとも、円は上げ幅をやや縮小しもみ合う展開となったことから、後場後半は下げ幅を縮小していった。独DAX指数は1月12日に1万1267.63の最高値、米NYダウは3月2日に最高値1万8288.63ドルを付け、日経平均は3月23日に1万9778円60銭の2000年4月以来の高値を付けた後、目下、1日こそ短期相場を示唆する25日移動平均線を割り込んだものの、25日線に沿った先をうかがう格好となっている。 前週の世界の株式市場では、日米は週間値上がり率1%に届かず、独DAXは1%未満だがプラス確保も英FTSE100種がマイナスとなるなど欧州はマイナスが多数派。値上がり率上位には、原油価格の落ち着きを背景に直近の下げがきつかったロシア8.6%高、ブラジル6.05%、中国4.68%高が値上がりトップ3となった。 この日の東京市場では、朝方から幅広く売りが先行し一時200円安に迫る場面もあった。その後は、個人投資家などの押し目買に下げ渋る動きとなっていった。ただ、1部市場売買代金は1兆6776億円にとどまり昨年大納会以来の低水準に。前週末の欧米市場はイースター(復活祭)休日となったうえ、今日は香港、中国などアジア市場でも休場が多かったことも様子見気分を強めたようだ。ただ、市場は緩和マネーの上を走ってきた。ここからは、米利上げ6月説、9月説があるなか、欧州ではギリシャ向け支援策は6月末が期限となっておりその後はどう対応するのか。「その時」を前に現在の市場は猶予期間?

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◆サイバダイン(7779)が続伸。終値では昨年11月28日以来の高値だ。3月末の当欄で「2月以降200日移動平均線などに下支えされ3000円台前半でジリジリ下値を切り上げつつある。現水準からの打診買い、追撃買い良しとみるが、さてどうか?」と記したが、3月25日戻り高値3355円突破から短期資金がテクニカル面からの買いを誘う格好となってきた。3月下旬には、同社が装着型ロボット「HAL」や関連機器の医療機器認証を申請するとの観測報道もあったが、株価が先に走り始める格好となったここからの動きに引き続き注目していきたい。●北陸新幹線の新型車両E7系およびW7系にベアリング(軸受)を供給して安全・快適高速走行に貢献した1社ジェイテクト(6473)も注目株としてピックアップ。7日からウォッチングを開始する。<本記事はNTN(6474)と誤って紹介しており、7日にお詫びと訂正記事を記しております。あってはならない失態で申し訳ございませんでした。以下は7日に修正し再掲載した記事をご参照していただくようお願いしたします。>※なお、NTNの6日付け紹介記事は<前週末には658円と08年8月以来となる高値を付けた。同社は10年3月期に経常赤字転落した後、13年3月期の減収大幅経常減益、最終益2期連続140億円超の赤字を経て、14年3月期は最終赤字も2ケタ増収、経常11.4倍増の286.7億円。前15年3月期は連続増収、経常は25.6%増の360億円と2期連続増収経常大幅増益予想にある。同社が3月17日に発表した16年3月期からの3カ年中期経営計画では、最終年度となる18年3月期売上高を今期見通し比19%増の8000億円、純利益2.1倍420億円を目指すとし、自己資本利益率(ROE)は前期予想を4.3ポイント上回る14%超を目指すとしている。ドライブシャフト事業の構造改革と新領域への事業展開等を重点施策とした。>です。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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