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2013/10/28

◆10月第5週初め、日経平均株価は前週末比307円高の1万4396円と大幅に反発した。前週末に400円弱下げていたうえ、前週末の米国市場ではS&P500種指数、ナスダック総合指数とも過去最高を更新した。そして、NYダウも続伸し9月に付けた過去最高値に迫る好展開となった。加えて、東京外為市場で円が対ドル、ユーロで反落したことも後押しし、幅広く買いが広がった。■出来高、値動きで目立ったのは建設関連株。出来高上位10銘柄中1位はストップ高で年初来高値を更新した大豊建(1822)、3位は5日連続で年初来高値を更新した熊谷組(1861)、5位三井住友建設(1821)、7位鉄建(1815)、9位高値更新の佐田建(1826)、11位安藤・間(1719)、13位も高値更新の飛島建(1805)と建設株が奇数位を占めた。復興・五輪関連の低位株として一過性ではない人気を得つつあるようだ。もっとも、大成建(1801)、大林組(1802)、清水建(1803)、鹿島建(1812)・・などゼネンコン大手も昨秋来の上昇基調が続いている。難があるのは、下がる時も一斉に下がる・・こと。そして、大成建は昨秋安値から2.5倍超、清水建は2.3倍弱、大林組は2倍弱、鹿島は2倍強・・となっていること。自分得意の銘柄に絞っていきたい。当欄ではショーボンドHD(1414)や、毛色は違うが東芝直系の発電プラント大手東芝プラント(1983)ということになる。また、9月高値から調整色が強いタケエイ(2151)も建設関連産廃の回収・処理、再資源化事業を手掛けるが、6月の株式分割落ち後も26週線沿が下値をサポートしてきた。ここから上放れの時を待ち、ウォッチングを継続中だ。26週線接近場面を拾い、1745円高値クリアを待ちたい。■プリマハム(2281)は知友アナリストの三重工場見学記を読み、52週線沿いの上昇基調、26週線クリアのここから220円突破となれば、テクニカル面からもGOサイン点灯となると見る。●さくらネット(3778)(東M)が急失速して200日線を割り込んだ。ただ、長期相場を示唆する52週線では8月、10月前半とも下げ止まっており、この日も下げ止まった。ここ数日間の動向が堅調であれば、「買い場」を探したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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