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2012/03/01

◆先月22日の当欄に「(四国の山村時代に通った中学校跡地に行く)県道が落石でふさがれ、2集落が孤立した」とのニュースを見た、とのメールがあったとし、半世紀前のことを思い出して書いた。が、突然、小学5年生時代から、中学・高校生時代にかけて、我が家のすぐ上の家に住まわれていた1級上の先輩から、「中学の同窓会は2年に1回開かれており、今年は4月1日(日)に開催される」との知らせ!同時に、高校の関西支部同窓会が6月にあるとの案内もあった。先にも書いたが、1964年春の高校卒業と同時に四国を離れて一度だけ、1970年代後半に岡山の友人の車で四国4県を走ったことがある。その時、山村の小学校は廃校となっていたが教室など建物はまだ残っていたのは見た。上の方の部落にいくらかの家屋が点在していたのも見た。しかし、中学校の跡地や高校に立ち寄らないまま帰りを急いでしまった。また、すぐに戻って来られると思ってのことだった。が、飛行機が飛び、新幹線が走っていても、私には四国は想像以上に遠くなっていた。ソウルはすぐ近くにあると思えるのだが・・。せっかく、四国に行くのなら1週間近くは滞在したい。今回は中学同窓会をあきらめ、高校の同窓会に行くことにしよう。妻も大阪の友達と長い間会っていないことだし・・。

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◆さて、2011年度も3月相場とラストラン入り。日経平均は3日ぶりに小反落。前日に続き一時8800円台をつける場面があったが、利益確定売りに跳ね返された。金融緩和による過剰流動性相場は、米国経済が巡航速度を保ってゆっくりではあるが着実に前進していることが追い風。一方、ギリシャをはじめとしたイタリア、スペイン、ポルトガル・・など南欧の経済・債務問題は安心と言える段階ではない。例えば、欧州債務問題でカジをとる独・仏の事情次第で、また、債務問題はぶり返す。最初の関門が4月22日に第1回投票が予定されているフランス大統領選挙だという。ギリシャ救済でサルコジ現大統領に反対の立場をとる左派社会党F・オランド候補が世論調査で優勢となっているというのだ(2月2日付け毎日新聞)。

◆この日、業種別株価指数は7業種が上げ26業種が下げた。上げた7業種は食料品、倉庫・運輸、小売・・といずれも内需関連。また、値下がり率下位も空運、医薬品、サービス、水産・農林業と内需関連セクターばかりだ。2月の日銀の想定外の金融緩和発表がサプライズとなり、超円高から円安を試す動きは、輸出関連株買いを誘い2月の戻り相場の上げを主導した。が、円安が一服したことから、出遅れ内需株に買いが向かったのだ。ただ、内需株でも、震災復興関連といって2月に人気を集めた低位建設関連株は置いてけぼり・・。

◆大塚HD(4578)は一時2306円と上場来初の2300円台乗せ。終値では2294円となお2200円台にとどまったが、6週移動平均線、13週線沿いの上昇基調から80円の長大陽線であすの週末に臨む。上ヒゲの長い小幅陽線にとどまった場合は週明け以降の動きが懸念されるが、きょう現在の80円強の陽線で終るなら、週明け以降が期待される。と、いうよりも、既に2200円台の関門を突破してしまったのだから、「押し目、突っ込み場面は買い」で臨むべきなのであろう。●東急(9005)は397円があって2円高の393円引け。この水準ならば、小幅に5週連続陽線。昨年10月高値400円と4月高値406円など400円とび台が関門だが、410円カイとなってから買っていくべきか。●マクドナルド(2702)はこの日高値2130円、昨年12月高値2142円、10年12月高値2150円は目前だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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