2004/04/27
◆連休を控えさすがに売買手控えから東証1部の出来高、売買代金とも減少。きょうはソニーをはじめシャープ、東芝、富士通など3月期決算発表が相次いだ。昨年は悪役を演じたソニー(6758)は前期決算、今期予想ともほぼアナリストの予想の線だが、問題はリストラ絡みの影響がなくなる来期の動向。数字が鮮明化するのは今年後半以降。当面はシャープ(6753)や東芝(6502)、化学セクター中の素材供給を含む電子部品関連株に注目していきたい。
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◆企業業績予想を見うるうえでの前提条件は、為替レート1ドル=105円。鉱工業生産は国内工場建設の増加による設備投資増から従来見通しよりも上ぶれよう。デジタル家電関連を中心とする海外輸出も増加しており、引き続き携帯電話関連株などのIT関連とデジタル家電が一方の主役となろう。もう一方は、デフレ脱却の流れから、東京製鐵(5423)、合同製鐵(5410)を中心とする鉄鋼株、非鉄金属株。東急(9005)、JR東日本(9020)など電鉄関連や不動産、住宅関連株が主役となろう。そして、5月は新規上場企業が急減することから、目先資金は中低位材料株物色を狙う形になると思われる。デジタル家電絡みで既報の日本化学(4092)やDVDテストディスクのアルメディオ(7859・ジャス)を中期狙いで攻めたい。また、高値圏で頑強な液晶、半導体関連向けが牽引し業績続伸の日バルカー(7995)は引き続き強気で買い進みたい。