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2013/12/17

◆日経平均株価は前日比125円高の1万5278円と反発した。17−18日開催のイベント、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えた16日の米国市場では、12月ユーロ圏製造業景気指数が2年半ぶり高水準となったことや、強い米景気指標(11月鉱工業生産指数、同設備稼働率)の発表が好感されNYダウは続伸した。東京外為市場で円は持ち高解消の動きから弱含みで推移し、欧米株高もあり株式市場は買い先行で始動した。ただ、その後は様子見気分が強まり日中値幅は74円にとどまるなど伸び悩んだ。TOPIX業種別株価指数は全33業種中30業種が上昇したのだが、小幅な5日ぶり反発にとどまった。■もっとも、日米とも景況感が上向きであり(消費税連続引き上げも、法人税減税で個人所得アップ、消費拡大・・とのアベノミクスで成長コースまっしぐら!?)、証券市場は新年に期待する。そうあって欲しいものだ!ただ、安倍首相の衣の下からのぞく一族の影が気にかかる。これからの日本の禍とならなければ良いが・・。

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◆愛媛県人として、住友林業(1911)を随分長く注目してきた。もっとも、会社の業績分析はこれまでほとんどしていない。筆者の母方の郷里であり、筆者が小学高学年から高校卒業まで住んでいた山村は、現在、西条市に組み込まれている。その隣にあるのが住友グループ成長の礎となった住友鉱山があった新居浜市。そして、住友化(4005)なども同市にあって、高校時代は工場見学に出かけていった。住友鉱山跡地を元の緑の谷に戻そうとして発足したのが住友林業。「妻を伴っては一度も帰っていない(筆者一人でも高校卒業後1度しか帰っていない)山村、そして、水の西条の街・・など愛媛の町を訪れ、合わせて鉱山跡地や緑林回復プロジェクトの現地を訪れる」というのが、新年の「夢」だ。さて・・?その住友林は「00円割れ買い、1300円前後売り」が1990後半以降の株価パターン。昨年安値から倍化超のここは様子見したい。何しろ、今14年3月期連結経常利益は10年3月期から4期連続30〜50%増に続き、18%増益予想だが、今期は消費税増税を控えた前倒し住宅建築ブームだったが、来期以降は伸び鈍化もしくは減益か?

◆MUTOH(7999)は3日続落し、7、8月高値に迫りきれなかった。8月高値をトップとしたいわゆる「三尊天井」は形成しないで欲しいものだ。10、11月安値の410円台が下値のポイントとなる。16日も米3Dシステムズは81ドル台に続伸し、年初来高値を更新した。MUTOHや群栄化(4229)の新年に期待を託すか思案中だ・・。●また、セーレン(3569)は前日の08年1月以来高値792円から760円台に失速した。短期的には25日線、75日線が、中期的には26週線などが下値サポートラインとなるかウォッチングしていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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