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2005/01/07

◆目下の市場体温計である銀行株の05年ファーストランは週末安となり、みずほFG(8411)、三井住友FG(8316)やりそなHD(8308)が週足陰線で終了した。昨年末にかけての急騰から考えれば当然の動きだが、2週目も続落となるのかそれとも切り返すのか、注目したい。2週目も陰線となった場合は、3週目の週足が相場の流れを読むうえで重要になる(こういった短期的な観測を笑い飛ばすだけの強い相場となれば、昨年暮れの「前年末の快進撃が新年相場では通用しないことがある」との見方を今年は取り消す必要がある。そうなってほしいと思う。そうなれば、今年の半ばに平均株価高値は1万3000円という平均的な予想を裏切り、1万5000円突破の相場が展望できる)。

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◆本欄では同じ銘柄が何度も繰り返し登場する。株価の決定要素として、「価値、人気、需給」を基本としており、中長期チャートを加味して紹介する場合がほとんどだからである(もちろん目先、好球を逃さず打つように紹介しているのだが、動意が遅すぎたり、早すぎたりするのはひらにご容赦を)。「価値」は企業の成長(簡略化すれば「1株利益」)が基準であり経済・産業動向にかかわる。「人気」は時代の方向性や内外の政策動向や時代の流れや時の声を基準とし市場ニーズなどにかかわる(先読みしてスタートした場合、動意時期は後ろにずれる)。「需給」は金利、為替や世界の投資資金の流れに関係し、個別銘柄の信用需給などに絡む。西松建(1820)は敵対的M&A時代入りで「人気」化を買う。

◆新年注目株東急(9005)が週足一目「雲」上限を5カ月ぶりに突破し05年第1週を終えた。3週連続で52週移動平均線を上回っていることもあり、後ろ向きリストラを終え中核事業への集中を図る重戦車が動意付いたここは強気で押したい。◎低位株では13週線沿いに上昇のニチロ(1331)、◎三角保ち合いが煮詰まる日金工(5479)に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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