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2013/11/20

21日付けは休刊させていただきます

◆少々、物忘れが目立ち始めた筆者だが、「50年前、1963年11月23日(米国時間22日)にあなたは何をしていましたか?」との質問にははっきりと答えることが出来る。その時、筆者は高校3年生。部活の合間にクラブ員と担当の先生とで、秋のハイキング出かけたのだ。西日本一の高山である石鎚山のふもとで、渓谷美で知られた面河渓(おもごけい)の秋を楽しんだ。しかし、奥山に入っていくバスのなかで、部員だけでなく乗客皆が震えた話題が、(筆者はその時まで悲劇を知らなかったのだが)朝方のニュースでパレードの最中にケネディ大統領が暗殺されたシーンを衛星放送で見た、聞いたということだった。そして、その日楽しんだ、断崖の底に流れるエメラルド色というかセーフカラーというか、あくまで澄んだ水の流れと銀愁は今も焼きついたまま、その悲惨な話題と対になって記憶に刻み込まれている。その後、何度も悲劇のシーンをテレビ映像で見ており、毎年11月23日にはクラブ員の顔と銀愁とともに悲劇が浮かびあがってくる・・。今年は、悲劇から50周年であることに加え、同大統領長女のキャロラインさんが駐日大使として赴任してきたこともあって一段と世間の話題は広がっている・・。筆者には自分の若い記憶を楽しむ日であり、世界初の衛星放送の最初の映像が悲劇であった苦い思いが蘇る日でもある。

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◆さて、日経平均株価は前日比50円安の1万5076円と3日続落した。前週末のNYダウは、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が控えていることや20日のFOMC議事録公表を控え、売り買いが交錯し5日ぶりに小反落し、他の株価指数も小安くなった。そして、東京市場では、円が3日ぶりに反落したものの下げ渋る展開となったことから様子見気分が強い1日となった。週初めから1万5100円台でもみ合う膠着展開が続いていることもあって、利益を確定する売りが優勢となっていった。■しかし、前号で紹介の3Dプリンター関連株だが、肝心の3Dシステムズがやはりというか、あたりまえというか、それとも、なんだよこれはというか?19日は5.09ドル安の75.51ドルと8日ぶりに大幅反落したのだ。紹介した群栄化(4229)は500円割れと3日ぶりに反落し、75日線、26週線をまえに一服した。一方、MUTOH(7999)は75日線、26週線の上にあり上値を伺う構えはしっかりしている感じだ。●また、先に紹介した総医研HD(2385)は、11月安値からは戻してきた。しかし、10月高値368円から前週安値時には256円まで下落。6月26日に付けた単元株変更後の安値250円が目前となる場面があった。きょうは小幅高で280円引け。上値には戻り待ちの売りが控えており、短・中期線、320円にある長期線(200日線)を順次クリアしてチャートが好転し始めるまでは、ウォッチングを続けよう。2020年東京オリンピック関連としてピックアップしているのだが、疲労回復プロジェクトから生まれた「イミダペプチド」が、ヒットにつながり先行投資が回収でき始めるまで、今しばらく時間が掛かるか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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