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2005/03/02

◆きのうの米国市場でJPモルガン証券が半導体関連セクター評価を「中立」から「強気」に引き上げたとして、インテルなど半導体関連株が上昇し、全般相場も反発した。東京市場でも、これを受けて半導体関連株が上がるとの見方があったが、朝方買われた後は利食い売りなどに押され下げる銘柄が多かった。なかで上げが目立ったのは東京精密(7729)。一気に昨年4月高値を上抜き、03年9月高値3990円に急接近。これを突破すれば5000円台挑戦コース入りとなる。今3月期大幅増益に続き来期も続伸見通しにあり、バリュー割安感が強まるからだ。25日に追撃買いとしたスクリーン(7735)とともに中期買いしたい。さて、そのJPモルガン証券だが日本支店では2月22日付けで、半導体製造装置セクターを短期中期とも「強気」スタンスに引き上げるとともに、きょう反落したアドバンテスト(6857)や東京エレク(8035)の投資判断を「強気」に引き上げている。そして、東京精密(投資判断「強気」)、ニコン(7731)(「強気」)、スクリーン(「弱気」)は微細化で恩恵を受ける装置を手掛けていると紹介していた。直近で日本経済への強気の見方が増えてきたが、半導体関連株評価もJPモルガン以外にメリルリンチ証券など強気コメントが増えている。本欄ではこれまでハイテク及びエレクトロニクス関連株ではIP電話の田村大興(6675)、NECインフ(6705)や中長期での浜松ホト(6965)、電気硝子(5214)、島津製(7701)などを買い銘柄として紹介してきたが、今後、エルピーダ(6665)などの半導体関連株の紹介が増える?

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◆きょうも出来高20億株超と活況、平均株価は1万1800円乗せ、といっても小幅上昇の連続で食い散らかし状態にはいたっておらず、セクター、個別株の循環物色は続くと見てよさそうだ。■三角もちあい上放れの岩谷産(8088)、静かに上昇ピッチ加速を狙う奥村組(1833)、回転が効き始めたラサ工(4022)の本欄常連組を強気買い!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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