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2014/05/23

◆昨年のアベノミクス相場の屈折点となる1100円を超える暴落ショックの日からまる1年・・。日経平均株価は前日比124円38銭高の1万4462円17銭と続伸し、今月1日以来の水準を付けた。取引時間中には4月25日以来ほぼ1ヵ月ぶりとなる1万4500台乗せ場面もあった。25日の大統領選挙を控えたウクライナ情勢への懸念が強いなかも、きのうのNYダウは米経済指標の好調を受け続伸したことから続伸した。東京市場でも、前日の急反騰の余韻が残るなか、円が続落展開となるなか空売りしていたヘッジファンドの買い戻しや業績急回復銘柄への買いが広がった。■1年前の円は対ドルでこの日の終値と同じ101円台。対ユーロでは144円台後半から138円台後半と円高推移となっているが、市場ではやや慣れつつある?騰落レシオは5月4日以来の110%台乗せとなったが、過熱指標化にはまだ余裕ありの水準。ただ、週明けは「ウクライナ情勢」が話題の中心となる!?なお、26日の米国市場はメモリアル・デーで休場、3連休となる。

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◆菱地所(8802)とNTT都市(8933)が大幅続伸し、三井不(8801)、住友不(8830)も続伸。不動産セクターは業種別株価指数で鉱業に続く値上がり率2位となった。不動産経済研究所が22日に発表した14年3月末現在の市街地価格指数では、「景気回復に伴う不動産市場のマインドの改善を反映し、東京、大阪、名古屋など大都市で地価が上昇」!その近郊都市でも地価の下げ止まりがみられた!ことが材料視された。なお、引け後のブルームバーグ・ニュースでは野村証券が22日付けレポートで不動産のセクター判断「強気」を継続したと伝えた。また、人手不足が悩みの種ではあるが、●大成建(1801)、●清水建(1803)が年初来高値を更新した。またこの日は更新できなかった●鹿島(1812)、●大林組(1802)とも長期相場を示唆する52週線沿いの上昇基調にある、未だに6週線でさえあと100円とどかないで推移している日経平均株価より先に一段上を狙う相場が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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