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2007/07/10

◆株価を決定する三大要素は、「価値」、「人気」、「需給」といわれる。「原発関連思惑株」の木村化工(6378)が200円高の1479円ストップ高に買われ、6月26日から11連騰。1990年2月の上場来高値1380円を更新した。その間、681円から2.2倍化した(昨年11月安値210円からは7倍ちょうどだ)。「(信用)需給」は6日現在と6月29日を比べれば、売り残・買い残とも減少、買いの回転がフルに利いた格好だ。「価値」は化学機械関連が好調に持続しており、前期の大幅増収増益に続き、今3月期も大幅伸張見通しにあり、1株益は前期の7.4円から33円に拡大する。ただし、利益の源泉は原発関連事業というわけではない。思惑「人気」は昔から抜群に高い。が、短期資金が中心であり持続性は乏しい。今朝の「人気」は、9日に米国で日立(6501)と米GEトップが記者会見し、原子力発電で補完しあうとしたことがポイントか。ただし、相変わらず、のらりくらりの日立株は朝の寄り付きこそ9円高したが、結局、変わらずの877円引けで終った。が、前日年初来高値更新した木村化工はカイ気配でスタートし、次第高となった。そして、東証2部の<原発関連トリオ>の岡野バルブ(6492・東2)は大幅続伸し4日高値にあと46円に迫り、トウアバルブ(6466・東2)は一時8.1万円高の66.4万円に買われ5日の上場来高値を5000円更新した。また、日ギア(6356・東2)はといえば、30円高で寄り付き、100円高の1003円ストップ高カイ気配で終った。「やや醒めた目でみた」のは大失敗。そして、前号で「原発関連出遅れ株」としたIHI(7013)は470円まで見て5円高の460円で終り、上ヒゲの長い嫌な日足で終った。

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◆原子力関連株に続くのは、直近で話題となっているYS−11以来の<国産ジェット機関連株>か。主役は三菱重(7011)、電子機器なら三菱電(6503)、炭素繊維は東レ(3402)・・。IHIも絡む。が、急ぎ、チェックする必要がある。

◆直近推奨では、あきんどスシロー(2781・東2)が、一時160円高の4770円まで買われ年初来高値を更新した。100円均一すしとはいえない既存店の売り上げ増ぶり、高ROE、売上高利益率の高さ。ゼンショー(7550)傘下入りで新たな成長企業入りに弾みがつく。次の目標株価は昨年2月高値の4890円、その後に控えるのは04年4月の上場来高値5050円しかない!●大阪名門ホテルの変身が期待されるロイヤルホテル(9713・大2)が動意中。まだまだ好買い場ゾーンにある!強気の買い

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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