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2012/11/16

◆16日夕、野田内閣は衆院解散を受けて開いた臨時閣議で、衆議院選挙は12月4日の公示、同16日投開票と正式に決定した。小泉改革はノー!徒ばかりに、手の平を返し甘い砂糖たっぷりのアマチュア政治家に託した「民」は、結局、何も決められないまま退場した民主党に代わり、今度は?株式市場はまず、「日銀に無制限の金融緩和を求めデフレ脱却を図ろう」との自民党・安倍普三総裁の言葉にのった。株式市場よりも、世界の為替市場が「円売り」に走った。結果、円は対ドル、ユーロで続急落した。その結果、円安が追い風となる輸出関連を中心に景気敏感株を買う動きが続いた。16日、日経平均は前日比194円(2.2%)高の9024円と大幅3連騰で、5日以来の9000円台回復に成功した。しかし、直近の海外市場は、NYダウが4日続落し、欧州各国株式市場も軟調展開から抜け出せず、アジア株も弱含みの展開が続いている。そんななかも、東京市場の買い意欲は衰えなかった。(なお、16日夕、野田内閣は衆院解散を受けて開いた臨時閣議で、衆議院選挙は12月4日の公示、同16日投開票を正式に決定した。

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◆ただ、「無制限の金融緩和」でどこまで株価は走ることが出来る?浮かれている?ことはないだろうが、世界市場とはいささか違った感がある東京株式市場の景色。まあ、ここまで縮んできた東京市場だったのだから、その分、背筋を伸ばしたとしてもいいか。ただ、民主党のマニュフェストに転んだ選挙民は、今回の選挙では「空手形」には気を付けて・・。●東急不(8815)が昨年の東日本大震災発生直前の高値484円に一時あと7円と迫った。昨年9月安値259円からW底を入れて、6、13週移動平均線沿いの上昇基調が続いている。●東急(9005)グループが拠点の渋谷構想を展開中であり、宅地開発から賃貸ビルへシフトした同社にはなお業績の上積みが期待できるここは、移動平均線をウォッチングしつつ、強気で推したい。無制限の金融緩和でなく、それなりの金融緩和で事業展開のフットワークは軽くなる・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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