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2011/07/19

◆17日夕方、初めて救急車に乗った。といっても、義母に付き添い同乗したのだが。幸い、義母は3時間強の応急処置などが施されたあと、一人では危ないというので我が家に落ち着くことになった。筆者の母よりも10歳年下といっても、C型肝炎と告げられて20年以上が経過。日々の生活をおくるには私の母以上に厳しい状況であり、今度のことで我々夫婦にはこれまで以上に用心が必要となった。車は義母のカルテのある病院に向かった。サイレンを鳴らしつつ赤信号を突き切るのだが、運転席越しにみえる狭い前方は冷や汗ものだった。それ以上に驚いたのは、病院内にある血圧計で自分の血圧を測った時のことだ。随分長い間測っていなかったが・・。

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◆さて、日経平均は前週末比84円安の9889円と力なく反落した。18日の欧州市場では、イタリア、スペイン国債の利回りが大きく上昇、ユーロの債務懸念が拡大しユーロが下落、株式も続落した。米国市場では、連邦政府の債務上限引上げ交渉が進展せずデフォルト(債務不履行)懸念が高まったうえ、エコノミストの米経済成長率下方修正も嫌気され、米株は急反落。東京市場は売りが先行し、日経平均は大引け安値引けとなった。海外で銀行株など金融関連株が下げを先導した流れを受け、証券・商品先物がTOPIX業種別値下り率トップとなり、銀行株も上位・・と金融関連株が下落。また、円が小幅高したうえ欧米景気懸念から、輸出関連セクターも値下り上位に並んだ。一方、内需関連の一角や素材・資源株は堅調に推移した。■欧州ではギリシャ債務危機から南欧へ債務懸念が拡大。米債務問題では政府の借り入れ権限の8月2日が接近するなか、依然、政府の機能マヒが懸念される状況にあり、景気もまた不透明感を増している。当然だが、株式投資へ積極的に動く場面はもう少し先となりそうだ。もっとも、君子豹変することもよくあり、ボーッとしているわけにはいかないが・・。●サイバー(4751)が30万5500円まで上げ、6月の年初来高値を更新。06年1月以来の高値をつけた。ただ、終値が29.8万円台と30万円を割り込んだことで、「3月以来の30万円台の上値関門をきれいにクリアした」とは言い切れない。それでも、来週の決算発表日まで1週間あり、きれいにネックラインをクリアして一段上に上がってしまうか、それとも、決算発表でいったん材料出尽くし感が広がり30万円台を割り込む展開となるのか注目したい。それとも30万円台固めに入り一段上を狙う相場に発展する?●戸田工(4100)も6月後半から直近戻り高値圏800円台前半でのもみ合う展開が続いている。近頃は電気自動車関連の話題は脇に片付けられた格好だが、電気自動車の正極材料の堅調もあって業績は連続急回復中。6月の急騰で週足は一気に26週移動平均線を回復、20日に東日本大震災後高値643円を付けた。今週で高値もみ合い5週目となる、845カイとなれば打診買いしたい。あるいは、全般突っ込み場面では700円台前半を拾いたい。●当欄初期の注目株であり07年洞爺湖サミット関連相場時の人気株新興プラン(6379)は、07年12月上場来高値から下落し3年半が過ぎた。1000円台手前でもみ合いに終始しているが、同社はJXHD(5020)系で石油精製プラント補修トップ。今3月期は2ケタ増収増益見通しであり26週線回復のここから注目したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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