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2014/03/26

◆日経平均株価は前日比53円97銭高の1万4477円16銭と反発し、前日の下げ分を埋めて1日で長期相場を示唆する52週線を回復した。しかし、日足ベースでは、長期相場の指標である200日線に対して、13日を最後に回複できていない。朝方は、25日の欧米株反発や円反落に後押しされ買いが先行。1万4500円台で始動した。しかし、上値は重く、その後は1万4450円を挟み小幅もみ合い展開となった。この日も、円が対ドル、ユーロで反落したこともあり、「円安時に日本株を買い、円高時に売ることで、自国通貨建て換算で利益を得ることができる」海外投資家が下値を拾ったとの声も聞かれた。■TOPIXは8.37ポイント高の1172.07と3日続伸した。業種別株価指数は輸出関連が上位に目立った。素材・資源関連が続き26業種が上昇した。金融関連は分散し、下げたのは内需関連6業種をはじめ7業種にとどまった。値上がり率1位は保険で2.58%の、2位機械は2.06%のともに続伸。3位精密機器1.73%の反発、4位はNY金・銅先物反発を受けた非鉄金属が1.49%の続伸、5位食料品は1.48%の反発で入った。■上記のように、週足ベースでの長期移動平均線に対し、「上方かい離した」と明確に言い切れるほどにはプラスかい離できず、日足ペースでは回複し切れないでいることが、市場への参加者を限定的にしており、上昇への浮力を弱いものとしている。結果、日経平均の年初来騰落比率は9%弱の下落となり、世界の主要市場ではロシア、香港に次ぐ厳しい下落となっている。消費増税スタートが目前となるなか、新たな金融緩和策効果が期待される。しかし、市場は金融緩和に続く第3の策を待っている!果たして、明日は配当権利落ち分約90円を即日埋めることができるか?即日埋めとなれば、市場の物色意欲は高まるのだが・・。

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◆岩谷産(8088)といえば「プロパン・ボンベ」が食卓にのぼる家も多いだろう。また、水素事業で同社が市場で話題となることも多い。燃料電池車向けに低コストの水素供給に乗り出すとの報道が昨秋や今年1月あった。同社は今年、水素ステーションの基幹装置の生産を開始する計画であり、15年をメドに同ステーション全体の建設コストを半分以下にできるとの期待がある。会社四季報春号では、同スターションを15年までに20カ所先行整備する計画にあり、液化水素の製造・ハンドリング技術を発揮へ・・、と記している。●当欄期待のフォトクリエイト(6075)東Mは昨年10月の安値を割り込んだ後は、極端な薄商いのなか底抜け状態で最安値更新が止まない。坂口安吾ではないが落ちるところまで落ちるしかいない。そのあとは、何かきっかけがあれば、薄商いのなかを駆け上がってくる。1日で1万株の出来高がまれななかでは、その「時」を待ち望みウォッチングを続けたい。   

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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