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2007/04/23

◆先に発表されたJR並びに航空各社のゴールデン・ウィーク(4月27日〜5月6日・GW)の予約状況によれば、昨年は暦の関係でGW全期間フルに休暇を取得した人達がいたこともありすこぶる好調だったことを考慮すると、今年も旅行需要は堅調のようだ。といっても、筆者は暦どおりの出勤。休日は、いつものように連休開け後に待っている締め切り原稿を抱え、家にこもる日々となる・・。残念なのは、29日開催の競馬「天皇賞」にゆきつけの床屋2代目若主人が共同馬主となっているドリームパスポート(昨年のジャパンカップであのディープインパクトの2着となり、春の天皇賞でも有力視されていた)が骨折で出走できなくなったことだ!!秋に期待!

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◆さて、週明けも不満が残ったのは東京株式市場。日経平均株価は数字上はわずかに高かったが、値下がり銘柄数が値上がりの倍では・・。この日のアジア・オセアニア17市場は4市場が下げたのみ。最後に失速した香港・ハンセン指数のほかパキスタン、タイ、ベトナム市場が下げ(そして、日本は日経平均以外の全指数が下げた)、残り12市場が上げた!日本の場合、模様眺め気分が強いなか、連休前の換金売りも出たようだ。が、換金売りは明日までか?■厳しいのは、全く下げ止まる気配がない3新興市場だ。新興市場で時価総額2位に退いた楽天(4755・ジャス)はTBS(9401)に対する出資比率を20%強に引き上げる意向をTBSに伝えた。先の見えにくい動きが続きそうだ。結果、この日は、一時昨年11月以来の安値となる4.46万円台まで下げる場面があった。ネットを中心とした個人投資家が、上値の重いIT関連銘柄を避けおり、じり安商状から抜け出せ切れないでいる。

◆実は、TBSは物色の流れの乗ってもよい状況が生まれつつある。いや、TBSだけでなく、きょう急騰したテレビ朝日(9409)、日本テレビ(9404)、フジテレビ(4676)などキー局に人気化すべき理由が生まれた。放送法改正案をほぼ半世紀ぶりに大改正すべく国会審議入りし、成立が確実視されているのだ。いわゆる「マスメディアの集中排除原則」が緩和され、キー局による地方系列局の子会社化が可能となる。

◆先週まで人気を集めた注目株・新和海(9110)も一服。昨年8月から月足陽線は今月で9カ月連続となる。まだまだ割安感は残るが、いったん、テクニカルな売りが出やすくなるのも甘受するところか。商船三井(9104)の値動きを横目に押し目を待ちたい。■代わって、材料思惑相場を展開しているのは、日本株投信強化が伝えられた米フィデリティー投信の持株銘柄。オリジン電(6513)は「ドコモが基地局を拡大する」との報道を背景に人気化したが、フィデリが持株比率を1%引き上げ、14.44%としたことがこの日判明したことも後押しした。●注目は、冶金工(5480)。ステンレス値上げの進捗と安値原料使用による会計上の利益押し上げで業績はすこぶる好調だった。加えてフィデリの持ち株が目先資金の買いをよんでいる。そして何よりも、2月27日に付けた1246円の94年10月以来の高値から、ほぼ2カ月の4ケタ固めが完了。出直ってきたここは高値更新から新値突破に挑みたい。■前号紹介の材料株は引き続き注目!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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