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2014/12/17

◆きょうは筆者の家族の事情から早帰りとなるため定例の「魁」は休載とさせていただきます。で、しばしば、当欄に登場するバブル期の証券時代からの知友で当欄の銘柄紹介でお馴染みの有賀泰夫アナリストが「みんなの株式」(12月15日号)に記したコンドーテック(7438)について記します。もっとも、株価は記事を見た目先資金の買いに15日に30円高の825円と買われ年初来高値を付け、2011年12月の株式分割落ち後高値となたことから、昨日、今日前場と一服・・しています。

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◆有賀アナリストは、「選挙期間中も自民党は景気が回復したと言っていましたが、消費の実態はがたがたです。株価が上がっているので、景気はいいと錯覚しているひともいるようですが、それは逆に言えば、何かの拍子に相場が下がれば、ネガティブの気持ちにすぐになってしまうことです。まさに砂上の楼閣です。さて、そんな相場動向は気にせず、景気がどうなろうと着実に成長しそうで、しかも、マーケットがあまり気が付いていない故、割安な株をじっくり持つのがいつでも賢い戦略。やがて、マーケットが気付いて、人気化するというようなものです」と指摘。そして、コンドーテックという建設資材の会社に注目し、紹介した。同社は産業資材、鉄骨資材、電設資材を扱うメーカー兼卸売業。メーカーのウェイトは約20%。全体の80%は金属製の建設資材で、公共投資向けが25%、民間向けが75%。鉄鋼鋼材で代表的な商品はターンバックルブレース。プレハブ工場や住宅の強度を保つため、壁面にはすかいに使われている金属製品で、多くのひとが目にしたことがあるのではないか。同社では部品と単体の両方ともJISを取得しており、これは、国内唯一の企業という。また、角フックボルトという鉄道の線路を軌道に固定する金具があるが、同社開発品はメンテナンスを大幅に少なくすることができる商品だということです。もっとも、ひとつひとつの商品、製品のウェイトは小さく、取扱い商材は5万種あり、それを2万社に販売している。直近では、震災復興、アベノミクスで業績は大きく伸びましたが、やや、コストアップから今後の伸びはやや低下していくものと思われます。しかし、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会までは、着実に建設需要がありますので、同社にとってはフォローの風が吹くことになります。 好業績ですが、事業が地味ですので、業績向上分に対する評価が遅れています。今後も堅調な業績が確認されば、徐々に堅調な業績が株価に織り込まれて行くと思われます。依然、PERは11倍台と割安感があり、マーケットが調整しても痛手の少ない会社の1社という位置づけになります」と指摘した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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