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2004/05/25

◆きのう堅調で内需株をリードした主力銀行株が決算発表で材料出尽くし感から反落、きょうの悪役となった。しょせんは国の金が入ってしまえば、官のさじ加減、意向次第。社会主義国家日本である。UFJホール(8307)は金融庁による業務改善令発動検討入りが伝えられ急反落。UFJの大口債権企業も下げが目立つ。もっとも、昨春のソニーショックで大底打った相場が上昇第1波に転じたのは、りそなグループへの公的資金導入決定だったから攻撃しにくいが。UFJが決着した後、次に狙い撃ちされるメガバンクはどこそこだなどとの裏話が流れてくるがさてどうか。

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◆上昇第2波は、デフレ脱却期待の高まりが背景。現在はその調整波の最中。上昇第3波入りのきっかけが何かはまだわからない。本欄では、トヨタ&その軍団や日産自(7201)、マツダ(7261)など自動車株に注目し続けているほか、国際優良株が中核と見ているが、出来高10億株割れ、新興市場での騰勢止みから日柄調整が必要であろう。日経225予想PERは既に20倍台に下がっており、平均株価の下値は限定的とみてよい。

◆地合いに左右されにくい好業績割安株を中期狙い。東京製鐵(5423)は合同製鐵(5410)とともに市況関連株の体温計として引き続き注目。シスメックス(6869)は4月に超長期線のゴールデンクロスを示現したばかり、今期営業利益連続2ケタ増益で1株利益160円。目前に迫った年初来高値更新から一段高を期待。◎先にPER割安と紹介の森永乳(2264)はいよいよ400円前半の壁に挑む。突破できれば上値余地大だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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