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2005/05/26

◆ベタなぎ状態のまま何の感動もなくただ時間だけが過ぎて大引けを迎えた、そんな1日だった。筆者担当の記事配信本数もここ減少したままの状態が続いている。「よっしゃ、これでいこう、がんがんいけ」なんて思いとともにやつぎ早に記事を打ち込んでいたが、今はめっきり減ってしまった。一方、これまでの推奨してきた銘柄へのフォローの記事が増えている・・。きょうはTOPIXが3日続落したものの、平均株価は3日ぶりに反発した。大手銀行株が下げるなど内需株が下落しTOPIXを押し下げる一方、平均株価指数への寄与率が大きな値がさハイテク株の上昇が平均株価を押し上げたのだ。■連日の換金売りに下げ止まらないのは新興市場。もともと一方通行性が強いことから、上昇相場で値幅を取りやすい魅力があるが、下げ相場になった時にはその逆を走るリスクを抱えている。ハイリスク、ハイリターンの市場だからこそ魅力がある市場だ、「その時」を待ちつつ状況ウォッチングを続けたい。■さて、昨秋から今春まで市場体温計だったみずほFG(8411)はりそなHD(8308)とともに三菱東京FG(8306)や三井住友FG(8316)とは一味違ったチャートとなっている。後者が日足、週足ベースの全移動平均線に対しマイナスかい離しているのに対し2行は75日線が頭を抑える格好となっているものの200日線や26週線が下支えしており、月足は年初来のボックス相場のなかに納まり、次の動きを待つ形にある。大手銀行株にとって困ったことは、海外投資家の買い人気によって支えられてきたものの、彼らの腰が引けはじめたこと。遅れて下げてくるようだと、ここ1カ月強ボックス相場が続く平均株価の一段安の引き金になりかねない。このあたりは「需給」動向次第の世界となる。その意味でこの2行は市場体温計となる。要注意。

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◆セーレン(3569)が4月の10年ぶり高値に急接近している。今期業績は踊り場ながら、主力の自動車内装材が海外で伸びを続けており、来期以降利益2ケタ成長に復帰する。高値更新から一段高を狙いたい。また、◎1900円台の9年ぶり高値圏で頑強な漢方薬トップのツムラ(4540)は悪夢の2001年上場来安値290円からの復活だが、米国での臨床試験、東南アジアでの生薬原料生産など漢方のグローバル化を積極展開中。◎ヤマタネ(9305)は244円の17日直近安値に並んだところで反発。思惑買い継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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