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2015/03/30

◆3月期末を明日に控え、日経平均株価は前日比125円77銭(0.65%)高の1万9411円77銭と3日ぶりに反発した。午後には前週末終値比190円弱高の1万9470円台まで上げる場面があった。前週末のNYダウは景気懸念が強まるものの、早期の利下げ懸念後退で金利の5日ぶり下落を受け反発した。東京では、2月の鉱工業生産指数の速報値が嫌気され軟調場面があった後は、前週末の欧米株高、円の小幅な動きでの推移に国内景気への期待感もあり後場に上げ幅を拡大、20業種が上昇し13業種が下落。値上がり率1位はその他金融2.13%の5日ぶり急反発、2位食料品1.40、4位小売1.02、5位電気・ガス1.01%、そして、医薬品、水産・農林と内需関連が続いた。一方、値下がり率上位にはNY原油先物の3日ぶり急反落が嫌気され、1位石油・石炭2.48%安、2位鉱業2.22%大幅続落、4位非鉄金属0.76%安は金・銅・ニッケルなど海外市況安が売りを誘った。

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◆星野R(3287)が続騰!一時146万円と14.6万円高まで上げ幅を拡大し3日ぶりに最高値を更新した。売買高は572株と今年最高だった2月2日以来の高水準となり、買いに弾みがついた格好だ。一昨年12月来75日移動平均線あるいは13週線沿いの上昇基調が続いている。全般相場の下ブレリスクが高まった時には26週線、その下には、上昇トレンドを刻む長期線200日線、52週線が控えている。最安値は新規上場月である13年7月の56万円。しかし、13年10月期の1株利益5163円、配当金2439円は、14年4月期ともに1万3081円、14年10月期1万6680円、1万6649円の実績。そして、今14年5月期は1万6756.3円、1万6779.0円を予定する。相場の流れは時々刻々と変化するが、企業の成長期待が株価にどこまで織り込まれているのかは大きなトレンドの方向変化を確認した後でもよい。「急いては事を仕損じる」、「買い」はじっくりその企業をにらみ続けた後、ぼちぼち出ていきたい。最高値にある同社リートも同様であろう。●また、建設セクターが冴えないなかも、ショーボンド建(1414)は一時前週末の上場来高値に後20円と迫る5380円まで見て、終値は60円高の5360円と3日続伸した。昨年10月安値では、週足ベースでこそ52週線を割り込むも超長期線24ヵ月線は瞬間割る場面があった後は下支えされる格好で上昇転換してここに至った。2020年東京オリンピックを控えた高速道路・橋梁などの補修・耐震工事や地方の耐震工事需要も旺盛。なお、長期上昇基調にあるここは、中長期線への押し目シーンで拾っていくべきか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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