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2012/07/18

◆昨夜は、猛暑のなか会社で過ごすはめに。新しいカバンに切り替えたのだが、当欄の記事をアップした後、さあ帰りましょうとカバンの中にカードキーが見つからない。捜している間に終電時間を過ぎてしまった。妻に車で迎えに来て!と頼むも気はおこらず、昨年3月の東日本大震災の時を思い出し、会社で眠った。眠る前にもう一度、カバンを探すと、確か、さっきみた時はなかったはずの見つけやすい場所にキーはあった。なんてことだ・・、途中で冷房を消したので部屋の温度は高く汗が流れる。それでも、3時間前後仮眠した後、鍵を閉めいったん帰路につく。猛烈満員の新宿行き電車に乗り込んだが、さぞ汗臭かったことだろう。家で、シャワーをしたあと朝食をとり、ネットで情報チェックした後、再び、会社に戻ってきた・・。そういえば、我が家でも、眼鏡は?と探し回るのが筆者の年中行事となっている。困るのは、多分あそこにあるだろうと思い探しに行ったものの、見つからなかった時だ。そうなると、どこにあるのか?探そうにも、頭の中は何も浮かばない白紙状態となり、まるで回転しようとせず、動かないのだ。

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◆さて、米国市場では、企業の決算発表が株価の最大手掛かり材料となるシーズンとなった。欧州経済、中国経済、そして、米国経済ともマーケットは刺激策を求めるが、例えば、17日、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長は議会証言で追加措置を取る用意はあると再表明するものの、新たな具体的緩和策発表は先送りした。市場は金融緩和方向を確認するが、景気押し上げ効果は見えない。それでも、企業業績が好調、あるいは、順調なら買い意欲はわく。「投資家の視点はマクロ景気からミクロの業績へ」との指摘はもっともとなる。

◆コスモス薬品(3349)は当欄で「利益確定売り」などと記した後、好決算発表にも後押しされて一気に6000円台に突入。この日は6100円まで上げ、1対2の株式分割落ち前に付けた5930円(05年11月)を突破。上場来高値を付けた。13日引け後発表の前12年5月期連結経常利益は前の期比31%増の145億円と4期連続の大幅増益かつ最高益更新で着地した。今13年5月期は0.6%増の146億円の会社予想だが、更新日が5月のQUICKコンセンサスは158.7億円予想だ。九州を中心に山陽、四国から兵庫県まで出店しており、期末店舗数460店。筆者の知友アナリストは、この会社の成長率が半端ではない。12年5月期までの5期間の年平均売上高成長率は17%、営業利益は29%。率だけで言えば、しばしば紹介するトリドール(3397)は、12年3月期までの5期間で、売上高も営業利益も年率40%台の成長であり、同社だけがすごいわけではない。しかし、規模と業態を考慮するとコスモス薬品はやはりすごいと言える。5期前の売上高は1260億円、営業利益は38億円であったが、前期には2790億円、133億円となっている。まさに目を見張る成長である。一方、トリドールは、計算スタート時の営業利益は7億円に過ぎなかった・・。株価の大化けも当然か。それでも、いったん、利益確定売りはしたい。■ウェザニュズ(4825)は上場来最高値を、セブン&アイ(3382)は09年1月以来の高値を付けた後、下げに転じたが、どちらも、噴き値売りで対処したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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