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2005/04/07

◆きのうの本欄で、久々動意のアニメ製作トムス(3585・名証)は「ここからの押し目は拾いたい」としたが、大幅高となり今月にはいって5連騰となってしまった。積極買いを指示しきれないのは、なにかもやもや気分を引きずっているせいである。平均株価の週足はあす順調に陽線をひき週明け以降の強気相場を示唆する可能性が高い。それを妨げるのは、あす発表される2月の機械受注の悪化だけなのだが、なぜかしっくりこない。■きょうも買われたのは円安を背景とした自動車、主力ハイテク株。一方、建設、不動産、電鉄、商社、小売り株など内需・消費関連株は下げた。幸い、自動車株では本欄中期強気銘柄マツダ(7261)が1300万株弱の商いをともない急伸、昨年8月の高値にあと5円と迫る387円つけた。3月期決算発表は28日だが、前期は工場火災の影響を円安などでカバー、営業利益は過去最高更新したもよう。続く今期以降も従来予想を上回る見込み。弱みであった北米市場に新型SUVを投入し、同市場強化がスタートするのだ。アナリストの多くは北米での弱さを否定的に捉えているが、本欄は、弱さは今後投入する新型車次第で一気に強さに転じるとしてマツダへの強気を継続してきた。300円台で買える時間はそれほど残されていないとおもうがどうだろうか。また、◎高値翌週から5週間ぶりに週足陽線となりそうな出遅れ割安のベアリング株NTN(6472)の600円割れは拾いたい。

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◆転換社債発行を発表した後大きく突っ込んだYOZAN(6830・ジャス)が一転、ストップ高。あすも大幅高となればいびつな格好となるはずだった今週の週足が逆に好チャートに転じるがこれも、結果はあす判明すること。ただ、4万円台前半は中期買い場となりそうだ。■消費者金融株などノンバンクが軟調展開だが、◎日信販(8583)は業容拡大背景に500円台から一段上の相場入りを目指す構え。◎ジャックス(8584)は半年足らずで株価56%の急騰。ここは調整を歓迎しよう。700円台前半から下値は中期買い場とみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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