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2007/03/30

◆東京の桜は満開となったが、夕方から寒くなったことから、世田谷の我が緑道では花見と称した宴会はごくわずか。が、明日は大宴会が繰り広げられそうだ。この日、プロ野球ではパ・リーグに続いてセ・リーグが開幕した。うれしいことは、昨年FAで中日から巨人に移籍した筆者母校の後輩の野口投手が、開幕一軍入りを果たしたこと。99年のMVP投手も肩をこわし昨年までほぼ5年間満足なシーズンをおくっていない。高校時代から何度か肩・ひじを痛めてきたが、そのたびに立ち直ってきた。が、今回は長期間不調が続いてきた。高卒から14年目を迎え若くはない。今年こそはの思いはある。肩さえ無事なら左投手独特の切れるスライダーが生きるはずだが・・。

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◆週明けから、新年度相場がスタートする。基本的には、中長期強気を変える必要はない。新年度は、2月下旬の「世界同時株安」後の調整相場のなかスタートする。日経平均は、5日の安値1万6532円に対する二番底を確認していない。14日安値1万6628円では日柄が足りないのだ。

◆06年度相場の最大の誤算は、三菱UFJFG(8306)など主力銀行株だ。千葉銀(8331)、横浜銀(8332)、スルガ銀(8358)など地銀の一角は今春高値を更新したが、大手銀行株は昨年4月にピークを打ち失速、この3月には超長期線の24カ月移動平均線を割り込んでしまったのだ。買いタイミングを捉える指標のひとつRCI(順位相関指数)で、6カ月RCIは昨年11月以来売られすぎ水準であることを示唆するマイナス80%超が続いている。が、マイナス87%止まりだ。<大底をうった03年4月の場合、1月にマイナス94%台に突入。3カ月連続でマイナス100となり、5月にマイナス87%となって7月にはプラス圏に回復していった>。

◆きょうは、期末特有のバランス感覚が広がった。06年度業種別値下がり率トップの消費者金融など「その他金融」(ノンバンク)や銀行、建設などが上げたほか、値上がり上位組の不動産も上げたが、値上がり率1、2位の海運、鉄鋼は下げた。そして、トヨタなど自動車も小幅下げた。そして、統一地方選挙が続くなか新年度相場が始まる。

◆3月相場を牽引した日立(6501)、重工(7011)が引き続き、主役になるかは、3月まで続いてきたような、「動きの良い主力大型株」人気が続くかにかかる。今年の正月明けからアドバンテスト(6857)をはじめとした半導体関連株が一本調子に下げに転じた例があるように、年度替りが、物色対象交代の分岐点になる可能性もある・・!?

◆本欄中・長期銘柄の一角、浜松ホト(6965)は昨年7月高値後調整にあり、3500円台でのモミ合い上放れの機をうかがう。中期成長株のイビデン(4062)は05年12月からの6000円中心の相場からの上放れを待っている。同じくデンソー(6902)は自動車環境規制強化から4000円台前後から買い場探し。島津製(7701)は1000円固めが続いており、突っ込みは拾いたい。■足元、注目は3月に3カ月連続で月足陽線となり、三角保ち合いを上放れた新日石(5001)。NY原油先物価格は1月の50ドル割れで底入れ、反転。上昇基調に転じている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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