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2014/06/05

◆引け後の市況・銘柄チェックのなかで、「カジノ関連株が安い。自民党は4日、カジノを中心とした複合リゾート施設(IR)の整備を政府に促す推進法案について、今国会での成立を見送る方針を決めたとの一部報道が手掛かり。期待先行で買いを集めていただけに、失望売りが広がった。」との日経報道に目が向かった。今国会での法案成立が2020年カジノ一体型IRスタートのタイムリミットとは言われている。が、前号で記したように、カジノ一体型IRの実現に向けた動きをこれまで主導してきた岩屋毅衆院議員は、「会期末が近いため、衆院での採決は通常国会の会期中は見送られ、秋の臨時国会になる可能性がある」としており、衆院から参院に送られた後に廃案になるリスクを軽減するため「衆議院で審議入りし、衆院でグリップしたまま継続審議にして、はやい時期に臨時国会で衆・参ともに可決・成立することを目指す」と述べていたという。どうやら、値動きにはやり飛び乗った目先資金があわてて反対売買したようだ。もっとも、カジノ一体型IR実現に向けて具体的に動きはじめると反対運動が起こる可能性は大だが・・。

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◆「長期移動平均線割れが続いている」●コナミ(9766)が5月24日以来の安値を付けた(このことは不思議ではない・筆者)。遊技場のメダル計測器などを手がける●オーイズミ(6428)は2日の戻り高値から110円強反落し、貨幣識別機の●日金銭(6418)は急反落して小幅に52週線割れとなるなど当欄チェックの銘柄の半分以上が下げた。しかし、多くの銘柄は中長期線を下に踏み外した格好とはなっていない。そして、警備関連では、●セコム(9735)が半年ぶりに昨年高値をクリアし06年5月以来8年ぶりの高値となり、●CSP(9740)は中期線沿いの上昇基調が続いており、●ALSOK(2331)は3日連続で上場来高値を更新した!貨幣処理機大手の●グローリー(6457)は2日ぶりに年初来高値を付け、07年11月以来の高値となり、大型商業施設の●スペース(9622)は不人気ながら中勢上昇基調の上にあり、当欄注目銘柄のひとつ●日本空港ビル(9706)は反発して2011年4月以来の高値となった・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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