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2012/11/14

◆「近いうちに」とはどのくらいの期間のことをいうのか?ようやく答えが出たようだ。友人に、近いうちに会おうというとき、せいぜい1カ月くらいかそれよりも少し長引くくらいの期間であって、2カ月、3カ月先のことではないだろう・・。「近いうちに」と約束した野田首相が14日午後、約束した相手の自民党安部晋三総裁との党首討論で、16日に衆院を解散すると表明。政府・与党は12月4日公示、16日投開票との日程を決めたという。小泉改革を拒否した国民に取り入り、「甘い言葉と風」を背に受け政権を握ったものの、収穫は乏しく、失ったものに押しつぶれそうになり、ついにギブアップ。日本の政治、政治屋周辺だけでなく、報道するマスコミにも小指ほどの期待感も持てないが、悲惨なことは、戦後の高成長を支えてきた製造業がかつての成長力を失いつつあるなか、経済力アップへの取り組みが全くみえないことだ。経済再生に何をなそうとするのか?成長力を大きく低下させてしまったこの国を、自民党時代は「壊し屋」で一匹狼だった老政治家にまかせてはならない。しかし、人生もラストランに入った筆者などはいいが・・、選挙後、恐ろしいことがはじまる?!

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◆この日、前号で「嘆き節」を記したショーボンドHD(1414)が94円高の2352円引け。一時2400円台回復場面があった。「選挙」に向かって走り始めたとみてとった買いが建設、道路など公共事業関連株に流入したようだ。それでも、チャートは200日移動平均線にタッチした後の急反発であり、週足ベースでは52週線にタッチする直前に切り返した格好となった。26週線へのプラスかい離を確認できれば、テクニカル面からの「買い」サインとなる。

◆日マクドナルド(2702)も前日200日線割れ、かつ、2200円割れを見たが、きょうは続伸。52週線を割ることなく26週線に急接近した。既に、26週線が下がり始めており、上昇基調に転じるにはこれを突破し、2300円にむけさらに下値を切り上げていかねばならない。対前年同月比月次売上高のマイナスが続いているだけに、テクニカル面が崩れると、下げは急となる。そして、「売り」を実行!引き続き、200日線、52週線に対する日々の株価をウォッチング。●当欄輸出関連株では、浜松ホトニクス(6965)。シスメックス(6869)が反発したものの、シスメックスは26週線が下支えし右肩上がりチャートを継続中であり、3100円台には52週線が控えている。一方、浜松ホトは11年7月戻り高値からは一転、上値が切り下がる展開。2500円台にある下値ポイント割れ=持ち株は「売却」!ここから、新たな角度での銘柄探しの旅を始めよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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