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2009/08/24

◆夏の甲子園大会は、中京大中京が43年ぶり、夏トップとなる7度目の優勝を飾って終った。決勝戦では最終回にあわやのシーンを見せる大健闘で日本文理が新潟県勢初の準優勝に輝いた。一方、四国勢は2回戦で全て姿を消し2勝4敗。我が愛媛代表・西条は県大会で見せた打撃力、投手力も、甲子園では1回戦からまるで無縁の「よそ行きの野球」をしてしまい、2回戦であっけなく敗戦。県勢、四国勢の戦力低下が懸念される。唯一、夏の大会で、愛媛県が県別通算勝率トップを守ったことが幸いだが、これも、大阪府がひたひたと迫っている。既に、スタートした今年県大会6年ぶりにベスト8入りを果たした我が母校をはじめ各新チームの成長に期待したい。

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◆8月第4週明けの東京市場で、日経平均は前週末比342円(3.35%)高の1万581円とほぼ全面高で大幅反発。TOPIXも全33業種別株価指数とも上昇し、22.93ポイント(2.42%)高の970と急反騰した。前週末21日の米国株が景気拡大期待から4日続伸し、ドル安もあってNY原油や銅先物など商品市況が急伸、中国・上海総合指数株が3日続伸。東京外為市場では1ドル=95円台を見せるなど円安に進んだこともあり、自動車株が上げに転じ、電気機器、精密機器など輸出株が好人気となった。また、NY原油、金、銅先物など商品市況高も後押しし、素材、資源エネルギー関連株が人気化、銀行・保険株など金融関連株・・も続いた。

◆21日の米国市場では、7月中古住宅販売が4カ月連続プラスとなり、バーナンキFRB議長が「世界の経済は最悪期を脱した」との認識を示した!ことから、NYダウは9500ドル台に乗せて終った。ユーロなどに対しドル、円が売られ、ファンドの買いによりNY原油先物が4日続伸し、金、銅先物など商品市場で広がりを見せた。銅高は中国株を後押しした。日経平均の1万500円台回復は年初来高値をつけた8月14日以来のこと。ザラバ高値1万630円に急接近した。

◆中期注目株の日電産(6594)は小幅高で終ったが、3月中旬以来の25日移動平均線に沿った上昇基調が続いている。昨秋のリーマンショック時の水準7000円に突っかけてきたここは、不規則な動きがあって当然だが、7000円台固め相場入りに期待できそうだ。

◆野村証券のホクト(1379)への新規投資判断「1」(強気)、目標株価2530円に飛びついたのは個人投資家を中心とした短期資金。2165円まで買われ、11日に付けた2130円の戻り高値を更新した。3月12日の年初来安値1605円からの戻り相場は、1月安値2230円など、昨年末から年初相場の下値関門をどう通過するかがポイント。飛びつき買いは避け、25日線への接近場面を拾いたい。

◆白色LED(発光ダイオード)照明関連株の豊田合成(7282)は7月の年初来高値3170円から調整が続いている。昨年12月安値947円から3倍化超のここからおいそれと買うわけにはいかないが、ここから、ウォッチングを開始。7月に長期線の24カ月線を上抜いたばかり。2600円台後半にある24カ月線を守る格好のチャートが出来上がるかに注目。あるいは、もう一段下で次の反発に向かうのかにも注視したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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