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2013/02/22

◆サイバーエージェント(4751)が本格的な上昇相場を開始するのは、テクニカル的には11年7月高値30.6万円を突破した時だ。今から、その時を目指して、動き始めよう。ファンコミ(2461)はこの日3170円の1株を100株とする単元株変更後の高値を付けた。権利落ち分考慮後では07年1月以来の高値だ。しかし、サイバーは権利落ち分考慮後で03年5月安値8875円と06年1月最高値35.1万円のほぼ中間帯である17.47万円がこの日の終値。考慮をしない裸値では2000年3月上場時高値1699万円だが、権利落ち考慮後では13万2734円だからこれはクリア済みだ!知友アナリストが2月に発表したリポートで、サイバーへの投資におけるポイントを知ることができる。何よりも興味深いのは、同社が「従来の延長戦であれば、十分安定的な収益を上げられる環境であるが、そこに安住することなく、スマホに徹底的にヒト、モノ、カネをつぎ込んでいる。」「アメブロの収益をゆっくりと享受する間もなく、次は会社リソースの大半をスマホ市場の制覇に向けている。」ことだ。結果、「四半期ベースでは前年度の第4四半期から減益となり、今年度第1四半期も大幅減益。そして、現時点の予想では今13年9月期も大幅減益」となる。ちなみに、現在の会社予想は連結営業、経常利益とも前期比40%超の減益だ。この会社運営方針が、株式の新規上場時にほぼ1700万円という価値評価を投資家にさせたようだ。その評価に沿った経営が実現するか?結果が判明するには時間が必要だ。■テクニカル面では、09年2月リーマン・ショック後安値3万6500円を大底に、11年7月高値30万6000円まで上昇。現在は、中期相場を示唆する26週移動平均線や長期相場を示唆する52週線が上値ネックラインとなった下落基調にある。今年2月に入り両移動平均線をいったんクリアしたものの、先週から2週連続で52週線割れ・・。26週線が下支えするなか調整が進むか?30.6万円突破はまだ先の話?と問いつつ、その時を待とう。今は3カ月に1回、四半期決算の発表がある。筆者の証券会社時代とは様変わりであり、会社の公式情報を投資家が知る機会は多い!

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◆当欄注目の大塚HD(4578)は昨年大納会の週の2400円台から1月末頃に3000円台回復。その後、2900円台でもみ合う上場来高値圏での調整が続いている。今は仕掛けるのはよして、ウォッチングとする。昨年は4月から9カ月間2400円を挟んだ小動きで終始され苦戦したが、信用の担保には最適・・?●それにしても、日マクドナルド(2702)は52週線前後が生命線なのだが、右肩上がりのチャートどこまで続く?05年6月以来の2400円台回復、04年6月以来の2500円台回復に向かってジリジリ切り上げていく?●プリマハム(2281)は2月15日に160円割れがあった後は、170円台前半でもみ合いつつ。「その時」をうかがっている?●科研薬(4521)も当欄で常連だったが、11年高値1185円をクリアした後は、順調に上げ幅を拡大し、きれいな上昇基調を描いてきた。だが、一方では、期待は空振り、スってンころりの銘柄がヤマのようにありそう!しかし、そのことを自戒しつつ進むしかない・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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