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2010/08/16

◆夏は、スイカに限る。「スイカを食べて」た夏休み・・との大好きなうたもある。昭和30年代半ばに過ごした山村時代は、米と鶏肉以外の肉を除き、ほぼ自給自足の生活にあって、夏は裏庭のスイカを手に、毎日、谷底にある川に遊びに出かけていた。スイカを川で冷やしつつ、泳ぎ、筏(いかだ)に乗り、魚を釣ったり、ハヤやオイカワなど雑魚を手づかみ・・。川に飽きたら、木の上に作ったちっちゃな小屋で一休み・・。1日が長く、じつにスイカはうまかった。そして、今もスイカ大好きは変わらない。最寄駅傍の業務用スーパーでは、日頃、1500円で売っている1個8キロの大玉が毎週日曜日は980円で売られる。5週連続で買った。妻は、ブドウや桃に目がないが、スイカは食べない。で、毎日、水替わりにひとりで、うまいうまいといいながら食べている。日経紙によれば、スイカの世帯別(2人以上)年間購入額は平均、産地の都市では2000円台前半、下位になると1000円未満というから驚いた。もっとも、スイカの食べる量が増える一方、昨年まで毎日数個食べていたトマトの量が極端に減ったが・・、それでも、週に数個は食べている。

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◆さて、8月第3週初めの東京株式市場で、日経平均は前週末比56円安の9196円と反落した。日米で相次ぎ発表される経済指標から景気回復への懸念が頭を抑え株式市場の軟調展開が続いている。ユーロでは、ドイツがユーロ安の恩恵を受け輸出を伸ばす一方、欧州中央銀行からスペインの銀行が7月に借り入れた金額が過去最大となり、ギリシャ経済の四半期べースのマイナス成長が止まらない・・など懸念は深い。また、米国では7月小売売上高の伸びが予想を下回り。米半導体最大手インテル株が下落し半導体株の動きを見るフィラデルフィア半導体株指数が急落、これを受け、東京市場でも東京エレクトロン(8035) など主力半導体株が相次ぎ年初来安値を更新するなど下落。パソコン市場や液晶テレビ出荷鈍化、車の在庫が膨らむ・・などとハイテク・自動車関連に「かげり」と伝わったことから輸出関連・景気敏感株が下げ、NY原油先物の1カ月ぶり安値が素材・資源関連株の足を引っ張った。もっとも、中国株が急伸するなどアジア株が上昇したことを受け、円がやや伸び悩んだことから、後場は、下げ幅を縮小した水準でもみ合ったが。

◆12日号でも紹介したテラ(2191)は値動きが一方的で、急騰急落とあって、ウォッチング以外の行動はとるべきでなさそうだ。知友の紹介銘柄ではあるが、チャートが改善するまで、当欄紹介は控えることにした。

◆一方、きょう21万5000円まで上昇し2月に付けた年初来高値を更新したのは、何度も紹介しているメッセージ(2400)だ。介護付き有料老人ホームを手がけ、業容拡大が続いているうえ、今期予想PERが15倍台と依然、割り安ということが魅力的。あと、6月高ね4290円から前週末に2037円まで下げ、200日線にタッチしたところで下げとまった日本調剤(3341)はここから、再度、買い場を探しウォッチングを強めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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