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2012/01/30

◆筆者は四国・讃岐(香川県)出身ではなく、正岡子規と松山城の伊予・愛媛出身だが、やはりうどんは大好きだ!三度が三度うどんでもよい・・。

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◆さて、「丸亀製麺」を運営するトリドール(3397)が5日続伸。27日の日経新聞に今期業績最高益などと先行報道されてしまい、前週末に一時816円の分割落ち後高値を付けるなど大幅高。妙味は薄れた?この日引け後発表の今期業績予想には増額修正が無かった。通期連結経常利益は昨年10月末に増額修正した前期比31.4%増の60億円を据え置いた。株式分割落ち後1株利益は69.8円だ。前週途中まで720円を挟んだ水準で推移してきたが、この日は808円高値引けだ(27日には9月の分割落ち後の高値816円を付けた)。今期売上高経常利益率9.97%(営業利益率は10.43%)、予想でありPER11倍台にはいかにも割安感が強い。さらなる上値追いを期待したい。ただし、日経報道で飛び付き買いがあり、あすは決算発表で材料出尽くしとばかりに売り先行となる?また、「欧州債務問題懸念が遠ざかり、世界景気への懸念後退から世界同時株高となった時」には、当欄がこれまで消費を中心に推奨してきた内需関連セクターは売られ、輸出、金融関連など景気敏感セクターを買う動きとなろう。しかし、同社やマクドナルド(2702)は月次既存店売上高が好調であることから、現在の相場環境が続く間は、引き続き、内需関連セクターを中核とした姿勢で臨みたい。

◆31日〜2月3日には主力大手企業の決算発表が続くが、当欄期待の小型・内需関連企業の決算発表も続いている。あす第3四半期決算発表するであろう(第2四半期決算は昨年10月31日に発表)「餃子の王将」の王将フード(9936)大証、に注目!昨年12月度既存店売上高は19カ月連続で前年同月比マイナスとなった。しかし、マイナス幅は0.9%減まで縮小してきた。そして、この第3四半期(1〜3月期)から既存店売上高のプラス転換が期待され、業績は増収増益基調への転換が期待される。株価は昨年11月2日(2Q決算発表から2日目)に付けた東日本大震災直後の大暴落翌日(3月16日)以来の安値1799円を底値に前後4カ月間1800円台でのもみ合いが続いてきた。今年大発会の4日には1854円と昨年10月3日以来3カ月ぶり高値を付け、きょうは1852円引け!中期相場を示唆する26週移動平均線を昨年4月以来9カ月ぶりにクリアーしてきた!

◆手元でチェックできた10年3月期決算基準でのドラッグストア業界の売上高6位コスモス薬品(3349)は1月に2度の200日線、52週線割れを見たところで切り返してきた。月足ベースでは昨秋以来の下値ネックラインである12カ月線水準から切り返してきた。昨年8月以来の上値ネックラインである4000円処がなお重しとなっているが、3週目に入ってきた52週線攻防で踏みとどまり、26週線をクリアーするかどうかに注目しよう。そして、クリアーしたところから、本格的な4000円相場時代入りが始まる!?逆に、地合い悪化などで長期線を割り込んだ後も短期間で長期線回復がなければ失速もあろう。今が、微妙な水準での攻防戦の真最中!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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