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2011/11/24

◆朝、最寄駅に向かう桜並木の道はずっと先まで赤や黄の落ち葉が散らばって目を楽しませてくれる。以前は、駅に一番近い駐輪場を使っていたが、昨年から2区画手前の駐輪場に変えた。春は駐輪場から桜を見上げながら、あるいは桜吹雪のなかをゆっくり歩く楽しみ、秋は、色づいた落ち葉を見つつ、踏みつつ駅に向かう楽しみは格別だ。

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◆いつだって、相場は簡単だ!と言える時間はそう長くは続かない。そして、どんなにうまくいっている時でも、惑いの中にいる時間は長い。日経平均は1989年大納会天井から長期下降トレンドにある。その間、日本経済は徐々に活力を失い続けてきた。前進するエネルギーでアジア・トップは中国でありインドが続く。かつて、「経済は一流だが政治は二流」といわれていたが、今や、「経済は二流、政治は三流」といわれる・・?■もっとも、海外でも大きな違いはないか!?ギリシャに始まった欧州債務危機は、イタリアに飛び火して債務懸念が拡大。さらに懸念がフランスに迫りつつあるなか、23日にはEU(欧州連合)のなかで最強かつ頑なな姿勢を解こうとしないドイツが、国債入札で予定上限に達しない「札割れ」の失態。世界の株式市場は下落の連鎖から抜け出せないでいる。債務危機が、世界の景気減速、リセッション再突入懸念を呼び覚まし株式市場を凍らせる。

◆休日明け24日、日経平均は大幅安で4日続落。2009年3月末以来の安値となった。欧州債務危機が市場の逆風を強めており、先行き不安感からユーロが下げ、NYダウが大幅続落・・と下げ止まらない。気になるのはNYダウが23日に10月7日以来の安値を付け、25日線〜200日線や13〜50週線を全て割り込んだこと。ここから、短期間で移動平均線を回復できるかどうかが注目点となる。が、短期的にリバウンドするのはそう難しくないにしても、中期相場を好転させるため、「経済は統合したが、政治は各国別々」のEU体制で、あくまで原則を曲げようとしないドイツの首に誰が鈴を掛けるのか?債務危機を乗り越える道にたどり着くのは簡単ではなさそうだ。東京市場では23日発表の中国11月製造業購買担当者景気指数(PMI)が2年半ぶり低水準となったことも重なり、8割弱の銘柄が下げた。しかし、主要アジア株は前日に大幅に下げたこともあって、きょうはそろって反発した。が、前日が休場だった東京市場はこの日で、一気に悪材料を飲み込んだ・・?

◆17日付けで「ベルク(9974)は10月にかけての上昇相場の反動期に入っており、75日線を割り込み、底値調べ中だ。が、1000円とび台半ばにある26週線には40円弱上にある。日足でのジリ高確認を待ちたい。」と記したが、前日に75日線を回復し、きょうは1140円台に。4週間続いた1100円台とび台でのもみ合いからの浮上に期待したい。ベルクは埼玉県に50店舗構え、群馬県に13店舗あり2県で全70店舗中63店舗を占める、イオンと提携している、地域密着型スーパーマーケット。実家のある上尾市にはないことから視野に入ってなかったのだが、今2月期予想売上高経常利益率は5.32%!スーパーマーケット業界では際立った高さであることが魅力。きのうきょうと1万株台後半の出来高とまずまず。チャートは今時珍しい上昇基調。まず、打診買いしてから様子を見よう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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