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2006/01/13

◆昨年は誕生日を挟んだ今頃、東急蓼科リゾートでスキーと温泉を楽しんでいた。日々の仕事も自宅のパソコンでしあげた原稿をあちこちに送信して終っていた。のんびりムードのなかでゆったりとした時間が流れていた。が、ほぼ8年ぶりに日本橋茅場町に戻った今は、そうはいかない。時間と原稿に追われる日々が続いている。それでも、自分が「買い推奨」したり、「注目株」として雑誌やWebサイトに発信した相場観や銘柄、テーマ、セクターが順調な展開をみせていれば万年寝不足の頭も柔らか頭となり、次の仕事に向かう気力が生まれるから不思議・・。

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◆7日(先週土曜日)に先輩2人を招いた新年株式講演会(有料)は定員80名前後のところに100名弱の投資家の皆さんが入場。昨年正月は70名ちょっとで大わらわだったのだが、今年は講師の人気高さに加えこの1年間で相場が様変わりに好転したこともありおよそ4割増しの入場者で大盛況となった。当日、筆者は会場を出入りすることで忙しく講師の話を満足に聞いていない。録音したテープを聞いて、週明けにもポイントを紹介したい。同講演会は厳冬相場の頃は入場者数40人割れが何度かあったが、相場好転で聞く耳が増えたようだ。

◆平均株価は3日連続で高値更新。しかし、昨年12月29日に1万6400円台に乗せた後は、NYダウ工業30種やナスダック総合指数が新年入りして快調に上値を追うなか、1万6500円台に乗せ切れずにいる。その分、元気なのが新興市場や2部市場。ジャスダック市場は連日で過去最高の売買代金を記録し17連騰。マザーズは実質史上最高の売買代金を記録し指数は04年7月10日に記録した2749.00ポイントにあと42ポイント弱となっており、大証ヘラクレスは03年7月1日の指数(基準値1000ポイント)算出開始以来初の4000ポイント台乗せとなった。筆者使用の「ストックボード」がまだヘラクレス市場と接続前であり、リアルタイムでの株価情報を得られないため、本欄では全く紹介してこなかった。が、例えば、不動産投資ファンドを組成・運用するダヴィンチアド(4314・ヘラ)は業容拡大ピッチの速さを背景に、04年11月安値8万4400円からきょうの上場来高値104万円まで一本調子の上げである。筆者の友人は1株は必ず手元において同株を売買している。新興市場銘柄の中長期買いの醍醐味である。筆者の場合、バイオベンチャー株で苦戦しているうえ、携帯電話絡みなど情報・通信関連でもはかばかしい結果を得られていない。本欄もまた新興市場のIPO関連を充実させるとともに、中長期路線かつ短期OK型の銘柄を強化したい。まずは、電通(4324)とソフトバンク(9984)グループの合弁でネット広告を手掛ける◎サイバー・コミュニケーションズ(4788・マザ)。昨年12月中旬に急騰し40万円台をつけた後、調整が続いているここから打診買いを奨め、40万円台乗せからの追撃買いを奨めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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